作戦会議

前回、2号がデブ氏に「逐一報告したかどうか」と書きましたが、どうやら報告したらしい。しかも、こんな感じだったと思われます。

黒猫2号:ご注進ご注進!お兄ちゃんがいない間に、上の「アレ」が来たんですよお。
デブ氏:えええええっ!?(ドキドキ)で、で、どんな感じだった?牙とか、すごい?凶暴そう?
黒猫2号:いやー、なんか、ニタニタしながら、いろんなところをなめるように臭いかいでたけど、ちょっとしたら、飼い主にとっつかまって、抱っこで上に連れ戻されてましたよ。なんかドンくさ~って、感じ?

そんな報告があった結果と思われますが、翌日の昼間、タイキくんがスヤスヤ昼寝中に、デブ氏を先頭に(デブ氏、偉いぞ。ちょっと見直してしまった)、猫さんたちがコソーっと、抜き足差し足で、2階にやって来たのです。犬の寝姿を横目で見ながらベランダに出て、2~3分いただけで、ダダダダっと下に駆け戻ってしまいましたけど。

ま、ちょっと偵察に来た、と。そういうことですかね。猫型ステルス偵察機。

そして今日、また階段の途中までやって来たんだけど、私が近寄ったら下に戻ってしまい、カメラを持って見に行ったら、こんな様子。

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作戦会議中だった!

さてさて、どうなりますことやら。

見ないわけにはいかない!

猫さんズについては、スーちゃんのときのようなパニック状態は皆無で、ただ、「まだちょっと顔を合わせる気には・・」という状態のようです。自然に会いたいという気持ちになるまで待てばいいやと思っていたら、なんと、じいちゃん犬の方が、「下が気になってしょうがないんだけどお」と言い始めた。

階段を下りられないように、蛇腹タイプのゲートを付けているのですが、タイキくんは、そこから先に行きたくてしかたがない。

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昨日、その蛇腹の間に頭を突っ込み、首が抜けなくなってアウウウウウ~状態に!「自分で招いた災厄は自分で解決しなされ」と冷たい飼い主。さんざんウメいたあげくに、ようやく後ずさりして、頭を抜きました。その10分後ぐらいに、また同じ状態に。

もう懲りただろうとタカをくくっていたら、1時間後ぐらいに、またやっている。今回はなかなか抜けず、しかたないので飼い主救急隊員の出動です。

こりゃーとりあえず一度、下を見せた方がいいかなあと思い、ノミの心臓のデブ氏が外出している間に、蛇腹ゲートを開けました。

ソロリソロリと階段を下りると、かなり興奮した様子でチャカチャカと走り回り(走るったって、彼なりに、ですけどね)、1階の各部屋(うちは冬以外、ドアは開けっ放し)を、クンクンと隅々まで点検しています。天袋から黒猫2号が見下ろしているのだけれど、全然気づいていないところがご愛敬。

全部見たら気が済んだようなので、つかまえて上に連れ戻しました。その後は安心したのか、興味を失ったようです。

まあ、こんな風に、少しずつ接触して、歩み寄って行けばいいんですかね。

その後、デブ氏が帰宅したときに、黒猫2号が逐一報告したかどうか・・?

追記:さすがにもう、頭を突っ込むのはあきらめたようですが、2~3日で忘れる可能性は大いに(!)あるので、頭が入るような隙間がないゲートに付け替えることにしました。

2バージョン

タイキくんは高齢であることは間違いないのですが、表情によって見え方がいろいろ。

こちらは老けバージョン。

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「ワシ」とか言いそう。黄門様ですか?

こちら、若作りバージョン。

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もともと、カワイイ系だから。

今日はお隣に、ちょっとした工事の職人さんたちが来て、タイキくん、興味津々です。

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室内に入っても、またすぐにベランダの方に行っちゃって。気になるう~。

 

陽春インタビュー:新入社員タイキさんをお迎えして

えー、こちらオフィスそのままでは、派遣社員スーちゃんが去った後、人手不足に悩んでおりました。八方手を尽くして新入社員を探しましたが、この不景気でも、いや、不景気だからこそ、若い皆さんは将来性のある、安定した職場を探しているとのことで、弱小事務所には、なかなか来ていただけません。

そこで、一計を案じまして、シルバー人材ではどうかな、と。ややご高齢ではあっても、まだまだ頑張れる。そんな人材を求めた結果、KDPさんからお迎えすることになったのが、こちら、タイキさんです。今日は今後の抱負などを含め、お話をうかがいたいと思います。

そのまま:タイキさん、お食事後のまったり中に、おじゃまいたします。

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タイキ:あ、おっ。これはこれは、(ゲップ)、どもども。タイキです。よろしくです。

そのまま:こんな弱小事務所に来ていただいて、大変ありがたいわけですが、ま、そうですね。これまでの履歴などから、お話いただけると・・。

タイキ:履歴・・・って言ってもねえ。それは・・ちょっと、聞かないでほしいというか・・。

そのまま:あ、ううう、それはなにか・・暗い過去でも?

タイキ:いやあ、まあ、ねえ。あんまりいい目に会って来なかったからねえ。なんか、大事にされたことがないっつーか。だからね、いよいよ保護センターとかいうところに連れて行かれたときもね。あんまり驚かなかったからさ。

ああ、これで俺も終わりか、ってさ。そんな感じ。生まれてからずっと、な~んにもいいことがなくてね。つらいばっかりで、終わりかあってね。

センターの職員さんたちは、「ダイジョブダイジョブ。引き出してくれる人がいるから」って言うんだけどね。そんなの気休めだと思ったよね。周り見たら、なんつーの?ビーグルとかさ。プードルとかさ。俺より若くて、ペットショップから買ってきました、みたいな犬がゾロゾロいるんだから。俺なんかねえ?種類もなんにもないし、この歳だしさあ。

そのまま:でも、本当だったじゃないですか。KDPさんが引き出してくれて。

タイキ:そーなんだよなあ。タマゲタねえ。

そのまま:それにね。逆のことも言えるわけですよ。うちなんかには、そういう、純血種で若くてピチピチで、なんていうのは来てくれないわけですから。シルバーさんを探していたわけで。

まあねえ、これまでつらいことばっかりだったら、これから、つらくないようにしましょうよ。いいことばっかりの毎日にしようよ。

うちはね。給料は決していいとは言えませんが(つーか、はっきり言って、ゼロ)、福利厚生・諸手当については、食事(ジロ吉ごはん)とオヤツ付き、寝床は話題のプレスエアー、予防接種やフィラリア薬の代金も、病気になったときの治療費も、全額こちらもちと、グーグルの社員もうらやむほどの好待遇ですから。

タイキ:あ、そうそう。食い物のことを言うのは下品なんだけどさ。わざわざ高いお金を払って、健康にいいものを食べさせてくれているのはわかるんだけど、俺としてはさ。安くてもいいから、もうちょっと油っこいもんとか甘いもん・・・

そのまま:あっ!残念ながら、時間がなくなりました!お仕事の時間です。この続きはまたの機会に。ではでは。

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とまあ、こんなわけで、今回は預かりではなく、里親になりました。はっきりした年齢は不明ですが、じいちゃんで、ヨタヨタ歩いています。上に書いた「履歴」は、もちろん完全な想像で、どんな生活をしていたのかはわかりませんが、飼われていたといっても、おそらく放置状態だったのではないかということです。

タイキという名前は「大器晩成」・・ではなく、犬も私も、こうして一つ屋根の下でいっしょにご飯を食べるまで、「待った」ということで、「待機」です。

訂正:散歩に出てみたら、なんだか軽快に歩きます。さっさと歩くと、リズムがついて、歩きやすいのかも。家の中ではモサモサしているんですが。

金環日食

6時半頃に起きると雨音が・・ああ~、残念でした、かなあ。

と思いつつ、ネットのライブ中継を見ながら、チラチラ横目で外をうかがっていたら、雨が小降りになり、ときどき太陽が顔を見せるようになりました。

そして、7時半をまわり、ご近所からウオ~という歓声が。見えた見えた!

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ピッタリ金環になったときに、薄雲のベールをへだてた状態になり、環をクッキリ撮影できたのだ。なんという幸運!

この後は雲が完全に晴れてしまったので、月が横断してゆく様子を日食グラスで観察できましたが、光が強すぎて、特別なフィルターを通さないと、写真撮影は無理。

バングラ!行ってみよお~

バングラというのはインドとパキスタンをまたぐパンジャーブ地方の伝統舞踊・音楽なのですが、イギリスやカナダにパンジャーブ出身(シク教徒が多いので、ターバン姿でおなじみですね)の移民が多く、若い世代でバングラとクラブミュージックをミックスさせた音楽が生まれ、いまや世界的にバングラといえば、むしろそちらを指すようになっています。

そんな中、数年前にダヘル・メヒンディというシク教徒のおっさんミュージシャンが、Tunak Tunak Tunという大ヒットを飛ばし、ノリの良さがバカウケして、YouTube にはその曲に乗って踊る動画があふれています。面白いのはそんなにないんだけど、これは楽しい!

アメリカ、フロリダ州ブルーミングデール高校の皆さんたちが踊りまくります。先生たちも、やや戸惑いつつ、可愛い生徒たちのために合わせてくれているところが泣ける。


ご本家メヒンディさんの動画はこちらです。アメリカの高校生より、こちらの方が「イっちゃってる」感じが・・。




動物界はキビシイのだ

わが家に同居していたクモは、黒猫2号に仕留められてしまったのですが、その後、跡を継ぐものが現れました。

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巻き尺がちょっとズレてしまって、正確な直径が測れなかったのですが、けっこう大きいことはわかるでしょ?

虫を食べてくれるのでありがたいのですが、ちょっとドジ。先日、窓の前にいたら、突然、上からゴキブリの子が降って来た!???床に落ちても動かないので、死んでいるか気絶しているか(ゴキブリって気絶する?)、そのような状態です。

ギョエと驚いていたら、窓ガラスをつたって、クモさんがアタフタとおりてきました。一度つかまえたゴキを落としてしまった模様。

そんな風に、たまに登場して、猫たちも興味津々。

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黒猫2号は見当違いのところを見ているような・・。

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ところが、今朝、床にこんなものが。

ありゃ?これは、ひょっとして、そうだよね?

なんて首をかしげていたら、黒猫2号がやって来て、臭いをかいで確認するような様子。

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やっぱり。ご愁傷様です。

肉のついた胴体部分は食べてしまったわけね。動物の世界はキビシイ。


everybodyの代名詞

男女の別が不明な場合、主語が単数でも人称代名詞 they を使うという苦肉の策を以前に紹介しましたが、小説を読んでいたら、それと同類の例が出てきました。

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作品はジョン・アップダイク(John Updike)の1960年の作品"Rabbit, Run"(邦訳「走れウサギ」)。

高校時代にバスケットでチョイとならし(だから、「走る」のは道ではなく、コートね)、190センチの巨体のてっぺんにウサギを思わせる顔を乗せた、ハリー・アングストロームが主人公です。

田舎の高校の名選手なんて、一般社会という広い視野に立てば、実にチッポケな栄光でしかない。でも、いくらささやかであっても、スポーツ選手は米社会ではヒーローであり、本人にしてみれば決定的に重要な、キラキラする過去を持つウサギなのであった。ああ、だがしかし、26歳になった今は、妊婦なのに酒びたりの妻と幼い息子を抱え、野菜の皮むき器の実演販売が仕事という、「なんでこうなる?」という思いで胸が詰まる毎日です。

実際は、「なんでこうなる?」も何もなく、バスケット以外に能のない青年がたどる道としては、それほど意外なことでもないのだけれど、26歳でその事実を静かに受け入れ、心穏やかに生きてゆける人がいたら、お目にかかりたいもんです。エンマ・ボヴァリーと同じように、ウサギも「人生って、こんなものじゃないはずだ」という焦燥感を抱くわけですが、ウサギの場合、過去の栄光という実体験の裏打ちもある。

そんなこんなで、ウサギはある日、衝動的に蒸発を試みる。南へ行こうと車を走らせているうちに夜になり、方角がわからなくなり、立ち寄ったガソリンスタンドの親父に「まっすぐ行くと、どこに出るの?」なんて尋ねているうちに、どこへ行きたいのかわかっていないことを見透かされ、

'The only way to get somewhere, you know, is to figure out where you're going before you go there.'

(どこかにたどり着こうと思ったら、そもそも行く前に、どこに行くのか決めなきゃだめだろうが。)

と、説教じみたことを言われてしまいます。その親父が酒臭かったもんだから、腹立ちまぎれに、ウサギはこんなことを思う。

Everybody who tells you how to act has whisky(*注) on their breadth.

(人にああしろこうしろと説教するヤツはみんな息がウイスキー臭いんだ。)

下線を引いたところに注目してください。everybody は単数扱いなのだけれど、男女の別はありません。そこで、それを受ける所有格の人称代名詞が their になるというわけ。

ただ、everybodyの場合は、代名詞が複数になっても、それほど違和感がないのだそうです。以前、英語が第一言語の翻訳者が説明していたのですが、everybodyという言葉を聞いて、1人の人間を思い浮かべることはないというのですね。確かに「1人1人だれでも」という意味なので単数だけれど、実質は不特定多数なのだ、と。

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ところで、アップダイクの作品では、なんといっても、"Rabbit, Run"、"Rabbit Redux"、"Rabbit is Rich"、"Rabbit at Rest"と続く「ウサギ」四部作が圧倒的に有名で、1冊にまとめた1500ページを超える本(Rabbit Angstrom: The Four Novels)も出版されています。

10年ごとに書かれているので、ウサギはその間の米社会の変遷に連れて浮いたり沈んだり。バスケットなら、コートの上なら、自分自身もコーチも仲間も信じられた。でも、一人前の人生が始まるのは、コートを離れてから。そこでは確かなものは何もない。妻をはじめとする女性たちとの関係も、面倒な事情に追い詰められるたびに性欲が高まり(生物としては理解できるね)、そのせいで余計に事をややこしくしてしまうという次第で、ひたすら疲れるばかり。息子がこれまた問題で。

そんな内容で、米国人であれば、この40年間の自分の人生と重ね合わせて感慨にふけることができるのでしょう。それに、子供たちに「愛」だの「正義」だの「夢」だのという、口先だけのおためごかしを、イヤというほど呑み込ませ、いざ社会に出ると、そこにあるのは幻滅だけという、現代米社会の批評にもなっているし、米国でのアップダイクの評価はすごく高いようです。

残念ながら、米国で長く暮らした経験のない私の場合、その辺の感慨がわいてこないし、社会に対する憤りも、日本社会とは違うので、ピンとこない。それに、男性でもないから、特に性的な部分など、ウサギと自分の人生を重ねようとしても、無理な部分があります。

それよりも、私としては、この作家がメチャクチャ文章がうまいというところに一票入れますね。「ウサギ」シリーズは、米社会の多数派である(少なくともウサギが書かれた時点では多数派だった)白人中産階級の平凡な人間の平凡な半生を描いているわけで、そこに不満、不安(アングストロームという姓の前半分angstは、不安や怒りを連想させる)、焦燥といった人間の真実があるとしても、じゃあ、それを読みたいか?と問われれば、「あんまり~」という答えが多いのではないでしょうか。ここはひとつ、文章力で読者を引っ張ってゆくしかない。

個性的な文章なんですよ。体言止めみたいなことをやったりね。Rabbit, Runの冒頭はこうです。

Boys are playing basketball around a telephone pole with a backboard bolted to it. Legs, shouts.
(バックボードを取り付けた電柱の周りで、少年たちがバスケットをしている。脚、叫び声。)

文章がうまいから、短編もいいんですよ。ウサギが有名すぎて短編があまり読まれないのが残念。

*注-whiskyでは綴りが違うじゃないかと思ったら、これも正しいのでした。スコッチウイスキーではwhiskyと綴り、アイリッシュウイスキーではwhiskeyと綴るのだそうです。

もう笑うしかないだろう

これまで、キャットフードの高級化(というか、もう不条理の世界に突入しつつあるようにも思われます)については何度かご報告してきましたが、例の日清ペットフード「懐石」シリーズに、新ラインナップが登場。

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その名もDeliciolé(デリシオーレ)!ウェブサイトの宣伝が、まあまあ、なんでしょ。この大仰さは。なんかもう、弱々しく笑うしかないという気分。

動画の後の画面にあるタブで「デリシオーレ物語」をクリックすると、「デリシオーレ喜びの声」。猫が「も~、わたし感激ニャの~」なんて言うわけないんで、猫チャンたちにご試食いただき、その食いつきっぷりを飼い主さんが「喜ぶ」というわけなんですね。

「開発秘話」なんてのもあるのですが、ひょっとして、前回のzeppinは、あんまり評判が良くなかったのかな?少なくとも、わが家やご近所の猫たちにはウケが悪かった。性懲りもなくまた・・ではなくて、その巻き返しを図ろうというのでしょうか。

なんて小馬鹿にしたようなことを言っていますが、それでもやはり、一度は買ってみるというのが飼い主根性というものです。

ビアンコという白い方とローザというピンクの方を両方買ってきたんだけど、ビアンコはデブ氏が全く受け付けない。捨てるわけにはいかないから、普段のフードと混ぜたりして、食べさせたけど。

こりゃだめかなあと、次にローザを。そうしたら、小分けになった袋をピリッと破いたとたん、デブ氏と黒猫2号が、そろって突進してきた!いやー、すごい食べっぷり。

2種の違いは、と説明書きを読むと、あ~らま、奥様!トッピングが違うんですのよ。ビアンコはチーズ、ローザはシュリンプのトッピングですって!

というわけで、貧しい出自(駐輪場で拾われたの)のわりに口贅沢なデブ氏は、乾燥エビに軍配を上げたのでありました。

追記:2日間食べたら、デブ氏はすでにローザに飽きたご様子。今朝は食器の底に少し、残しました。底に少しだけ残すのは、「絶対イヤというわけではないんだが、俺としては、あんまり積極的に食べたくはないのさ」という意思表示なのであります。

1953年のナポリ

リズのために赤ん坊の頃の写真を引っ張り出しているうちに、もっと古い、私が生まれる前の写真が出てきたのであります。

1953年。それも写っているのはイタリア。父が(私という人間がまだ存在しなかったので、父というのも奇妙ですが)数カ月、ナポリに研修に行っていたのです。アルバムに貼られた写真ごとに、撮影した場所と日付が記録されています。

昔はそうでしたよね。写真を撮ると、誰でも必ずアルバムに貼って、記録を残し、几帳面な人なら、撮影したときの状況を説明するキャプションを入れたりする。カメラも写真も、まだ貴重だったからね。

カメラ自体が高級品だったのですが、なんと言っても、フィルムが高い。現像や焼き付けにもお金がかかる。ピンボケした分、現像代が無駄になるわけで、オートフォーカスもなかったし、デジカメ時代の今は信じられないほど、写真を撮るのに慎重でした。

父もたぶん、失敗がないように、慎重に撮っていたのだと思います。構図をきちんと決めて撮っていたせいか、フレームの切り方が、わりあいうまくいっているみたい。

写真を見ているうちに、「今、この場所はどうなっているのかなあ」と気になり始め、グーグルの地図で検索をかけ、ストリートビューで探してみました。正確な番地まで記録しているわけではなく、ナントカ通りとか、その程度なので、その通りをずーっと、なめるように見て行かなければならないのですが、それでも、あららら、けっこう、ちゃんと照合できるじゃないですか。

Oldnapoli120503

ナポリのVia Aniello Falcone(アニエッロ・ファルコーネ通り)にあった父の下宿先。そこのお嬢ちゃんたちです。とっても可愛い~。お姉ちゃんの方が大きなリボンをつけていますね。特別にオシャレをしたのかなと思うかもしれませんが、私の姉の幼児期の写真を見ると、普段でも、やはり大きなリボンをつけています。この当時はイタリアでも日本でも、大きなリボンが若いお母さんの間で流行りだったのかも。

Napolicurrent120503

これが約60年後の現在。左の方にアーチ状の開口部が見えている建物は、歴史的建築物なのか、変わっていません。その手前がガソリンスタンドになり、下宿があった建物は、右に少し見えている新しい建物に改築したか、外壁を改装したか、そんな感じ。

Porto_di_santa_lucia120504

Porto di Santa Lucia(サンタ・ルチア港)に降りてゆく階段。正面に見えるのはCastel dell'Ovo(カステル・デローヴォ。卵の城という意味です)。

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これはお城というランドマークがあるので、場所の確認は簡単でした。でも、ストリートビューが階段を正面から撮っていないから、いろいろ角度を変えたりしてみたのですが、ぴったり合う画像にはならず、残念。一方通行の標識もジャマだし。昔の写真でR I S T O R A N T Eという広告塔・・というか何というか、そんなものが、作り直されて2段になっているものの、いまだにあるのがビックリ。違うレストランかもしれないけどね。

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これはお父さんのお手柄で、ちゃんとVia San Pasquale X Via Santa Teresa(サン・パスクアーレ通りとサンタ・テレサ通りの交差点)と記録されていたので、バッチリ。お父さんは壁に貼られた共産党のポスターに注目したのかも?

San_pasquale

この場所には今も野菜の露店がありますが、角はちょっとステキなガラス張りの花屋さんになっていました。屋上には鉢植えが並んでいます。ポスターは、さすがに、今はない。

Palazzo_reale120504

Palazzo Reale(王宮)。これもランドマークですが、ヴェズーヴィオ火山が右に見えているので、王宮の海側を南西から撮影したという位置関係ですね。

Palazzo_reale

上の写真は、下の写真よりもずっと引いた位置から撮影しています。ストリートビューでちょうどいい絵柄がなくて、引いた位置だと、火山が入らなくなってしまう。

Piazza_esedra120504

これは番外。ローマのPiazza Esedra(エセドラ広場)です。空路でローマに降り、そこから列車でナポリまで行ったのかな?その途中、ローマで観光したのかも。

Piazza_esedra_2

正式名称はPiazza del Repubblica(共和国広場)。テルミニ駅(イタリアの東京駅・・っていうのも変だけど、まあ、そんな感じの駅。テルミニというのが終点という意味なので、直訳すれば終着駅です)近くの観光スポットです。

Corso_amedeo_di_savoia120504

これも番外。Corso Amedeo di Savoiaというナポリ市内の通りの名前が記録されているだけで、周囲の建物が写っていないので、場所を特定できず。観賞魚(かな?食用にしては小さすぎるけど、佃煮になるかも?)を売る店の店番が猫というところが面白くて、撮ったのでしょうね。


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