アニマルプロテクション里親募集

アニマルプロテクションからお預かりしている保護犬の紹介記事をご覧になる方は、保護犬一時預かりのカテゴリーへどうぞ。今いるのはブルドッグのいちご。アニプロ里親募集の1476番です。よろしく!

いちご まったり三態

そろそろ夏が終わり、窓ぎわでまったりできる日が戻ってきました。まだ日差しが強くて、息が荒くなることもあるのに、いちごは窓ぎわを離れません。格好はいろいろ。

スタンダード:でっぷりした奥様風?

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丸出し:おっぱい、たくさんあります。

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行き倒れ:苦しいと思うんだけど、なぜかこの格好がけっこう気に入っている。

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30. 踊るナースに見る妊婦

キューバでは、だれでも、いつでも、どこでも、踊りたければ踊る。音楽もダンサーも簡単に集められる。いやなことがあっても、とりあえず踊っている間は愉快。

というところまでは、すでにわかっていましたが、どうやら踊っているところを見るだけでも、心身の健康に大変よろしいという思想があるらしい。

表通りから1本裏に入った道をブラブラ散策していると、どこかの家から音楽が道にまであふれて流れています。

さてさて、ここはどういう場所なの?ダンスホール?でも、白い制服の方は、どう見ても看護師さんでは?

ドアの標識を見ると・・・。(下の写真は動画のスナップショットなので、よく見えませんが)

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Hogar Materno というのは「母親ホーム」という意味。つまり、ここは心配なところがある妊婦さんたちのための産前ケア施設なのです。さすがキューバ。医療は充実しています。こういう施設も、もちろん無料。

で、ここで働く人たちと妊婦さんたちの娯楽として、ハバナの公園やプラジャ・ラルガのレストランのように、音楽隊とダンスパートナー役の男性たちを調達した模様。

ケアが必要な妊婦がいる場所で、大音量で演奏して踊る!めっそうもない!と目くじら立ててはいけない。ここはキューバなので、スーパーで流れるBGMみたいなソフトな音楽は論外。いい気持ちになろうとすれば、勢い、こんな音楽に乗って踊るのであります。

ナースたち、楽しそう。揺り椅子に腰掛けた妊婦さんたちも、お腹をさすりながら満足げではないですか。胎教にもなる・・・か?

ちなみに、産前の母体の健康に関する問題として、10年ほど前までは「特別な時代」の状況を反映して、やはり栄養状態の不良(カロリー不足)が多かったようです。ネットで調べたら、「この施設にいれば1日2800カロリーを確保できる」という説明がありました。

今はどうなのかなあ。20歳未満での出産が増えているというので、そうすると、ケアが必要な母体が増えますよね。

そもそもキューバでは、途上国としては出生率が低いし、家族計画の教育もきちんとするし、避妊用具なども無料なので、不思議な状況ではあります。ちなみに、未成年の出産が多いと、当然、結婚という形につながらない比率も上昇し、調査によれば、父親がいる家庭で育つ子どもは半分。正確には母子家庭率49%という高い数値です。(ま、キューバの女性たちに言わせれば、キューバの男がムチャクチャいい加減なのが悪い、というのだけどね)

産前だけでなく産後の子育てについても、乳幼児の99%以上が保育所を利用するという、どこかの先進国のお母さんたちが聞いたら、ため息が出るような充実した支援があります。さらに最近、シングルマザーの労働条件と子育て支援をさらに手厚くするよう法律が改正されたとのこと。

しかし!それはけっこうなことなのですが、男に子育てに参加させるための施策は聞こえてきません。養育費を払わせるとか、なんらかの形で責任を取らせるとか、なにかないのですかね?これじゃ、ひたすら女に働かせて子育てもさせて、ということになるんじゃない?

29. トリニダー

4月13日(水)

次の行き先は人気の観光地、Trinidad(トリニダー)。私はあまり興味がなくて、ただ次の目的地まで遠いので、ちょっと1泊するだけのところです。

Viazul バスの時刻を宿の息子さんに聞いたら、たぶん乗り合いタクシー(taxi collectivo タクシーコレクティボと呼びます)の方が安くなるというアドバイスで、前日に手配してくれました。実際、トリニダーまで15 CUCで、バスより安かった。タクシーの方がバスより安いなんて、ちょっと不思議だけどね。

ドイツ人の若者2人が乗っていて、6月に大学卒業なのだそうです。旅行に出ると毎回、こういう若者に出会ってしまうわけですが、この人たちも、就職先は決まっているし、特に先行きに不満はないはずなのに、なんとなくブルーなのよ。1人は工業化学が専門で、研究開発部門に就職するというので、

「面白そうじゃない!将来も需要がある分野だし」と、おばさんが励ましているのに、「うう~ん、そうかなあ」なんて言ってる。まだ仕事をするということの面白さがわからないのかも。

よもやま話をしていたら、タクシーが減速。おやおや、カニの群れが道路を横断です。街の入口の標識は本当だったんだね。ドライバー氏は徐行してカニをよけつつ、「この種類のカニは保護動物だから、轢いたらダメなんだよ。あんた、ちょっと男の子たちに通訳して」なんて言う。今日もナンチャッテ通訳者です。

もうちょっと乗れるのになあと思っていたら、やはり、途中のヒロン海岸でしばし停車。ドライバー氏は3歳ぐらいの男の子を連れた男性の客を見つけてきました。

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途中のサービスエリアでちょっと停車。「Su amigo, las 24 horas 24時間、キミの友だち」だそうで。コンビニ(だよね?)、久しぶり。僧服みたいなのを着た人は何者?

無事、トリニダーに到着し、見当をつけてあった宿までテクテク歩いていたら、道沿いの家から ¿Habitación libre?(空き部屋?)と、なんだかあんまり自信がなさそうな口調で声がかかりました。痩せてヒョロヒョロした中年の男性が、やはり自信のなさそうな、ちょっと微笑みかげんの表情。その控えめな感じが気に入って、部屋を見せてもらいました。清潔だし、ベランダと外階段がついていて便利そうだったので、ここに決定。

私が宿帳に記入した内容を見て、「えっ!日本人?うわー、初めてだよ!」と、ヒョロヒョロ氏は興奮気味。

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興味ないとは言っても、せっかく来たのだから、観光します。これは革命博物館。

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こういう石畳の道とパステルカラーの町並みがきれいで、こういうところはいいのだけれど、実は、町の中心はレストランや土産物屋がズラリで、歩く気にはなれない。

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むしろ町外れのこういう場所の方が、いい感じかな。

宿に戻ったら、玄関先でアジア系の若者と鉢合わせ。なんと、日本人でした。「あっ。あなたのことだったんだ~」と言って、クスクス笑ってる。

「泊まろうと思っていた宿がダメで困っていたら、あのオジサンが客引きに来ていて、日本人だとわかったら、オジサン、すんごく喜んじゃって。スペイン語ダメなんで、何言ってるかわからないんだけど、ぜひ、うちに来い!って感じだったんすよ」

オジサンのあまりの喜び方に引きずられて来てみたら、宿帳に日本人の名前があって、どうやら初の日本人だったらしい。初めての日本人客が来たその日に、もう1人!なんたる偶然。

高級カメラを持っているので、すごいね~と言ったら、彼もやはり、トリニダーにはちょっとガッカリだったそうで。「なんかこう、作ってるなあって感じだし、観光客の数がすごいし。どこもかしこも撮り尽くされたというか・・」と、渋い表情でした。

28. 栄光のウミガメ!

宿に戻ると、おやじさんがニッカニッカしながら、こんなものを持って登場。

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昔、現役の漁師だった時代に捕獲した漁師キャリア史上最大のカメ!体は売ったけど、頭だけは記念に剥製にしてもらったとのことでした。

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雑誌にも載った!少し若かった頃のおやじさん。ずいぶんいい男だね。今の写真がないのが残念ですが、今でも体格が良くて、いい年のとり方をした人です。左上のキャプションは「キューバの海岸でウミガメの頭を抱えた漁師」。

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私にも持たせてくれた。上半身がほとんど隠れてる。大きさがわかるね!

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夕食は豪華だったー。イセエビ。キューバでも伊勢・・ってことはなく、langosta(ランゴスタ)というのかな。右端の野菜はcalabaza(カラバサ)という瓜の仲間で、形はトウガン、色はカボチャって感じ。少し甘くておいしい。

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尾がきれいに残ったので、1枚パチリ。イセエビが日本でいかに高いかを宿の奥さんに話したら、実はこの近海でも減っていて、値が上がっているのだそうです。気候変動の影響かもということでした。

食事後、外を散歩していたら、楽器を持った人たちがゾロゾロやって来ました。「何があるの?」とたずねたら、

Vamos a hacer musica!(音楽をやるんだよ!)

ということで、「あんたも来たらいいよ」と誘ってくれました。近くのレストランの2階で、ダンス。毎日やっているわけではなく、経営者なり客なり、だれかが今日はダンスしよう、という気分になると、楽器ができる人に連絡して、その人が仲間を集めるみたいでした。

ミュージシャンたちは完全なプロとして音楽で食べているわけではなく、他にも仕事があって・・という、またしても、いくつかの仕事で生計を立てている例です。

キューバでは、ダンスしたくなったときに、こうやって簡単に音楽隊を調達できるんだ。いいね。

27. キューバのセノーテ

4月12日(火)

キューバにもユカタン半島と同じくセノーテがあります。セノーテは簡単に言えば、地面が陥没したところに地下水がたまった池のようなもので、こんな仕組みになっています。

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今日はプラジャ・ラルガとプラジャ・ヒロンの中間にある Cueva de Los Peces(クエバ・デ・ロス・ペセス。魚の洞窟という意味)というセノーテへ。

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メリダのセノーテと同じく、観光客や家族連れが遊びに来ていました。海岸のすぐそばなので、大きな熱帯魚が悠々と泳いでいて、ちょっとビックリ。

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セノーテの周りをせわしなく飛び回る黒い鳥。

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アンチルクロムクドリモドキ(Quiscalus niger)という鳥のようです。枝にとまったと思ったら、ディスプレイを始めて・・・

ははあ。メスを探すのに忙しかったんですね。

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ここの前の道路を横断すると、もう浜です。こちらはシギ・チドリの世界。

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ウィルソンチドリ(Charadrius wilsonia)でしょうか?ちょっとはっきりしません。

炎天下をテクテク、歩いていったら、アマサギと馬が。馬は仕事の休憩中だったのかな?

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セノーテで泳いでお腹が空いたので、町まで戻ったところで、お昼にしようかなと。

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水を買おうとして、このキオスクみたいな小店に寄ったら、メニューがあり、ファストフード店・・・のような、ものでありました。

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チャーハン?のような、もの。ひょっとしてキューバ人民通貨でいいかも、と期待したのだけれど、ダメだった。しっかり CUC 値段を請求されました。水とソーダとチャーハンで4 CUC。

いちご進退窮まる

桃が美味しい季節です。いちごも桃が大好き!

2階のキッチンで桃をむいていたら、下でいちごが大騒ぎ。「ちょっと待ってね~」なんて言いながら、桃を乗せたお皿を持って下へ行ったら、こんなことになっていた。

必死で途中まで上ったところで、桃が来た!今度は桃を追いかけて階段を降りなければならないのだが、ここで困った。方向転換できない!

ウオッホッホッ!

結局、私が抱いて降ろしましたけど。
食べ終わって、

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もう、ないの~?

ないと言っているのに、諦めきれず、

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クンクン探す。でも・・・

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やっぱりなかった・・・・。落ち込みの図。

26. 革命防衛委員会

お昼で鳥見が終わり、あとはまたしても、のんびり時間。この標識によれば、村の名前はCaletón(カレトン)というのかな?

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下の板には「自然をたいせつに」、「浜をきれいに」、「火の用心」、「水を汚さない」、「ペットは家に置いてくる」、「ごみはゴミ箱に」という、道徳的標語が並びます。

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こちらは CDR という組織の第21地区の案内板。CDR の正式名は Los Comités de Defensa de la Revolución で、その意味は「革命防衛委員会」。はあ?まさか隣近所でお互いを監視し合う組織?「不満分子」を役所にチクる?なんて疑ってしまうよね。現状は町内会に近い役割を果たす組織のようで、1960年創設時、まさに革命を防衛しなければ、とピリピリしていた当時(コチノス湾事件は1961年)の名称をそのまま変えていないせいで、こういうことになる。「革命を叫ぶときだ」という上の板の標語も、当時から変わっていないような・・・。

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ま、今もこの写真のように、「戦い続けるぞ」「連帯、警戒、戦い」を掲げているわけですが(その割には CDR のロゴマークがおちゃらけすぎ・・)。すべてのメディアが「大本営発表」だしね。新聞は対象読者層が違うだけで、報道内容は全部同じ。テレビ局5チャンネルは全部国営です。で、表向きはこういう「革命精神」的な標語で溢れていて、しかも、それが単なる上からの押し付けだけでなく、実際、普通の人たちも、こういう言葉を口にするのです。

でも、多くの国民にとって現実に重要なのは、言うまでもなく、「生活」です。この長い「特別な時代」に、苦しさのあまり危険を犯して国を離れた人たちもいた。今、キューバに残っているのは、「自分たちは革命を成就させた誇り高い国民なんだ」という「腐っても鯛」精神で歯を食いしばりつつ、裏の「副業」で生活費を稼いだり、政府や共産党にコネがあったり、まあ、なんやかんやで食いつないできた逞しい人たちです。

だから、個人で事業を営むことや不動産を所有することが可能になり、ハバナが美しい姿で復活し、カナダや欧米から観光客が押し寄せる今、宿のおかみさんのように、バリバリ働いて金儲けにいそしむ人が出てくるのは当然でしょう。これまで封印されてきた商売人としての能力が花開いた例もあるし、最先端の有機農法を取り入れて栽培した作物を自由市場で売って成功している農協もあります。

では、共産主義を捨てて100%自由競争にすることに国民が賛成しているかといえば、そう単純にはいかない。

「大本営発表」では、世界の先進国といわれる国で、貧しい人たちがどんな生活を強いられているか、どれだけ暴力がはびこり、弱者がないがしろにされ、わずかな数の富裕層に富が集中しているかという点を、これでもか!というほどしつこく強調するわけ。実際、誇張しているとはいえ、それが先進経済圏の一面であることは否定できないしね。この「革命を成功させた、おらが国」に、そんな方向へ向かってほしくない。完全無償の教育と医療、組織犯罪のない安全な社会、これを手放すようなことをしたら、これまで我慢してきた甲斐がないってもんでしょ。

一方、では、その質はどうかといえば、高度先進医療の技術は高い。ガンも心臓病も治せる。でも、子どもが下痢した~、熱が出た~、怪我した~ぐらいでは、だれも病院に行かないみたいよ。医師も看護師も足りなくて、治療を受けられないから。二重通貨制度のせいで、ウェイターやウェイトレスが外国人観光客から受け取るチップだけでも、看護師の給与の数倍だもの。人手不足に加え、薬も足りない。包帯も、注射針も、消毒液も足りない。教師を辞めて民宿経営という例も何度か耳にしました。

というわけで、今、難しいところへ来ています。ソ連邦崩壊後に外貨獲得を目的として「一時的に」導入された「一国二通貨」という、この異例な措置を、政府はなかなか解消できなかったのですが、2013年に「統一」という方針が確認されました。その後、2015年半ばに、年内に通貨統一かという観測が流れたのですが、私が旅行した2016年4月にも、そして現在、2017年8月にも、まだ実現していません。

その間、政府は CUP で給与を受け取っていて不満が膨らむ層に、ボーナスは CUC で支払うなどの、まあ、こう言っちゃなんですが、「その場しのぎ」の給付を行っているようです。「もうちょっと辛抱してくれ」と言いたいのでしょうが、庶民は「いつまで辛抱すればいいんだ!」という感じ。それに、皮肉なことですが、経済改革の始まりまでは辛抱できた。でも、改革がいったん始まったからこそ、「遅い!」というジリジリ感が出てくるのかも。

さて、宿までの道の途中にある Tiki Bahía de Cochinos というレストランで昼食。ここも食材が新鮮なのが魅力。味付けはいま一つだけど。

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海で泳いで、木陰でちょっと昼寝。

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夕暮れの浜を撮影。

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カキカキ大好き!

いちごちゃん、預かり主の手が暇になるのを待ち構えております。ちょっと手が休んでるかなあというスキをねらって、

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グワっと突進してきて、ハイターッチ!

で、次は、のけぞって、カキカキを要求。

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暑さに弱いから、アスファルトの上を歩くことは「徹底拒否!」。庭の土の上しか歩きません。毎日、エアコンです。私は冷えすぎに耐えられず、長時間、同じ部屋にはいられません。

25. サパタ湿地国立公園でバードウォッチング

4月11日(月)

ここに来たのは、ボチャボチャ海水浴したりスノーケリングしたりするためではありません。目的はバードウォッチング。

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コチノス湾の西にサパタ湿地国立公園(地図で緑色の部分)という広大な湿地自然保護区があり、バードウォッチングの名所なのです。ちなみにサパタ(zapata)はスペイン語で「靴」という意味。名前の由来は形を見ればわかるね。

朝8時に国立公園(入場料10 CUC)の管理事務所が開くので、そこでコース(海岸とか森とか)を決め、ガイド(15 CUC)と鳥見を開始するポイントまでのタクシーの手配をするという段取りになっている。フラミンゴなどの冬に飛来する水辺の鳥は、ほとんど北に帰ってしまったというので、森の中を歩く2時間のコースを選び、同じコースを選んだカップルとタクシー代を割り勘にすることにして、いったん宿に戻り、朝食を取ってから、約束の10時に事務所に戻りました。

ところが、そのカップルがキャンセルしたとのこと。え~!私一人でタクシー代を払うの~?とガックリしていたら、職員のおじさんがドイツ人の中年夫婦を連れてきてくれました。この方たちはレンタカーを自分で運転して来ているので、タクシーはいらない。ラッキー。

でも、英語を話せないガイドしか残っておらず、ご夫婦は旅行用語しかスペイン語を知らない。大丈夫かしら?ということになったら、おじさんが

「ダイジョブ!この人がスペイン語話せるから、通訳してくれるよ」

・・・・って、「この人」というのは、ええええっ!?私のことか?冗談じゃないよと慌てて、「ちょっとわかるだけだよ!通訳なんて、できないよっ!」と、おじさんに盛大に抗議したら、

「ほらほら!スペイン語、できるでしょ!ダイジョブ!」

ううううう~ん。冷や汗がタラリ。でも、ご夫婦はニコニコして、いいね!という感じ。ま、いいか。

実際には、ガイド氏はすごいベテランで、鳥を見つけるのが抜群にうまいだけでなく、ポインターで鳥がいる箇所を照らしてくれるし、スマホに鳥の英語版識別図鑑をダウンロードしてあって、それを見せてくれるし、英語が話せないことは全く問題ありませんでした。

それでも、林の中を抜ける道を車で走りながらの会話は、僭越ながら私が通訳いたしまして。

北部沿岸に Varadero(バラデーロ)という冬にカナダ人や欧州人が大挙して押し寄せるリゾート地があるのですが、ご夫婦はドイツからリゾート宿泊と航空券のお得なセットを利用して来たとのこと。そこでレンタカーを借り、この南部沿岸まで足を伸ばしたという次第。

キューバは暑いけど過ごしやすいというお二人の意見に大いに同意です。汗をかかないし、エアコンが欲しいと一度も感じない。ガイド氏に夏はどうなのか聞いたら、一年中あまり変わらないのだそうです。

さて、有能なガイド氏のおかげで、鳥をたくさん見られて、大満足の鳥見だったのだ。たくさん見たのですが、ちょっと自慢しちゃいたい鳥だけ、ご紹介します。

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キューバキヌバネドリ(Priotelus temnurus)というキューバの固有種。キューバの国鳥でもあります。ほら、色が青白赤で、キューバの国旗と同じでしょ。これは絶対に見たかった。

さえずりが可憐ね。

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そしてこれが今回の旅行の目玉!マメハチドリ(Mellisuga helenae)という世界最小、最軽量の鳥です。キューバ固有種。体長5~6センチ、体重2~3グラム。キューバでは zunzuncito(スンスンシート)という可愛い名前で呼ばれています。ひどい写真ですが、なにしろハチとあまり変わらない大きさなので、普通のカメラで撮るのは無理。フレームに入っただけで良しとしましょう。双眼鏡でちゃんと観察できたからね。とっても可愛いのよ。

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キューバスズメフクロウ(Glaucidium siju)。これも固有種。

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ガイド氏が木の下の方をトントンと叩くと、「なんか用?」と、巣穴の中のヒナが顔を見せてくれました。もうだいぶ大きかった。

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マユグロシマセガラ(Melanerpes superciliaris)。この辺で calpintero(カルピンテロ。キツツキという意味)と言えば、これのこと。

ただで車に乗せてもらっては悪いし、最後にご夫婦に「ガソリン代だけでも」と言ったのですが、お金を受け取ってくれないので、招き猫の模様の未使用のハンカチを進呈しました。こういうときのために、旅行にはハンカチとか手ぬぐいとか、未使用で日本的な模様のものを持ってゆくようにしているのだ。すごく喜んでくれて、良かったー。

24. コチノス湾事件

これは宿の前の浜。タオルとスノーケルだけ持って裸足で浜へ行って、ボチャボチャ泳いだり、潜ったりできて、便利だよ。

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この海岸は Bahia de Cochinos(バイア・デ・コチノス)という湾に面しています。ここ、実はキューバ国民なら知らぬものはないコチノス湾事件という戦闘の現場だったんですよ。cochinos は豚という単語の複数形なので、そのまま訳せば豚湾ですが、さすがにそれでは語感がよろしくないので、日本ではコチノスなどの名前で呼ばれます(Wikipedia の記事では英訳した名前をカタカナ書きしたピッグ「ス」湾になっていますが、それを言うならピッグ「ズ」でしょ)。

詳しくはこちらに説明がありますが、簡単にいえば、1961年に米ケネディ政権がキューバのカストロ政権転覆を図り、この湾の入り口にあたる Playa Giron(プラジャ・ヒロン)という海岸から上陸侵攻を決行したが失敗。上陸作戦の計画自体がずさんだったことはもちろん、それに先立つ情報戦で、CIA はカストロに全く歯が立たなかったと言われています。

村の中心までは宿から歩いて15分ぐらいで、そこで道はハバナからのバスが通る国道11号線とぶつかります。その ENTRONQUE(交差点)の標識というのが、もう~、なんでこうなるの?という代物で。

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戦車の上に書かれているのは「1961年4月18日、ヒロン浜での勝利に決定的な役割を果たす戦いがここで起きた」。それはいいとして、カニはなんなの?なんでカニ?

それはね、ここでは毎年4月頃に、周辺の森にいるカニたちが産卵のために海岸を目指して一斉に季節移動をすることで有名で、数百万匹のカニが道路をゾロゾロ横断するのです。その様子を土地の人たちは「毎年恒例のカニの襲来」と形容するわけ。それで、米国の侵攻作戦がちょうど4月だったし、「お前ら、カニか?」と、作戦をバカにしてみせたということですかね?

その横の広場には、こんな展示物(?)も。

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でも、この華々しい戦績は過去のもので、今はとにかく、のんびりする以外にすることがないだろ!という土地柄です。ヒロンの方はダイビング客が押しかけ、いかにも観光地らしいのですが、こちらはダイビングスポットまで遠いので、観光客も少なく、ゆったり。私はバードウォッチングに便利なので、ここを選んだのですが、楽しく遊びたい方はヒロンに宿をとった方がいいでしょう。

のんびりの象徴のような交通機関がこれ。

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貨物の運搬はこちらでどうぞ。トウモロコシの皮みたいなのをもらっていた。

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でも、こんな静かな海辺の村でも、商売っ気にあふれる人はギラギラしちゃってる。宿のおかみさんは、やる気満々!どうです!この自信にあふれる表情。元漁師の夫はもちろん、今も漁師をやっている息子も手伝い、一家総出で民宿経営。

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ハバナで泊まった宿の経営者と同じく、自宅は別のところにあり、この宿は純粋にビジネスです。浜に面したこの家を2年前に買い(詳しい法律はわかりませんが、今は不動産の所有が認められています)、最近、分割払いが終わった!やった~!宿泊費はハバナの民宿よりも安くて25 CUCですが、それにしたって、大変な収入です。小学校の先生の月給ぐらいだもん。どれだけ格差があるのか。

朝晩、ここでご飯を食べました(朝5 CUC、夜10 CUC)。メニューは好みの食材を頼めば、なにかしら作ってくれる。「こんなのがとれたけど、どう?」という魚もあるし、バカでかいフリーザーがあって、そこに肉も保存しているから、肉料理も頼める。

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生野菜とバナナチップの前菜。このハバネロはそれほど強烈ではなかった。

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スープ。

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主菜。

ご飯を食べていると、必ずやって来るのがいて。

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ご近所の子だって。

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