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君子は危うきに近寄らないのだ

オフィスそのままの失敗談が多い今日この頃ですが、今回はちょっと、自慢しちゃうよ!

ちょうど1年前、イギリスの翻訳会社と喧嘩した話を しました。請求書に対して担当者から返事がないので、経理責任者に連絡を取ったら、「忙しくて担当者が別の仕事に駆り出されている」という返答。それで、 ついカッとなって、「そんなのは言い訳で、支払いを遅らせたいんだろう。経営状態が悪いんじゃない?」と喧嘩をふっかけてしまったのだ。

結局は問題なく支払われたので、資金繰りがヤバいのかと勘ぐった私が悪かった、という結論に達しました。というわけで、解決はしたのですが、そもそ も翻訳料が安かったし、なんとなくイヤ~な感じがぬぐえなかったので、その後、案件の引き合いがあっても、全部断っていたのであります。

そうしたら、数日前、喧嘩相手だった経理責任者から、おそらく仕事を受けたことのある翻訳者全員に送ったとおぼしき、こんなメールが。

I would like to apologise to you personally, if you have recently
been frustrated by lack of payment.

「最近、支払いが滞っていることでお怒りの方に陳謝いたします。」

ギョギョッ!

Sadly, on Friday, we parted company with our invoice clerk,
[個人名****].  We have appointed [別の個人名****] to take over
immediate responsibility for invoicing.  Please bear with us while we
catch up on all outstanding payments.

「残念ながら、金曜日に弊社の請求書事務担当者****を解雇いたしました。請求関係の業務は****が引き継ぎます。未払分の処理が完了するまで、どうかご辛抱のほどをよろしくお願いいたします。」

経営状態全体が不良なのか、人事がメチャクチャなのか・・。何があったのか、詳細は不明ですが(この経理責任者がイヤミな性格であることは確かよ)、ウサン臭さを感じた私の鼻は(珍しく)正しかったのだ。危うきに近寄らなかったことで、難を免れたぞ。

そもそも、1年前のことだって、担当者が別の業務をすることになったら、直ちに私にそれを伝えるのが筋ってもんじゃないですか。2ヵ月近くたって、 こちらから聞いて、ようやく知らされたんだから。資金繰りが原因かどうかはわかりませんが、会社全体が混乱していることは確かだと思う。

ちなみに、上のメールの part company というのは、「袂を分かつ」、「関係性を終了させる」という意味ですが、要するに「クビ」。それをややオブラートに包んで言うときの決まり文句です。プロスポーツチームの監督をクビにするときなどに目にするかも。

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