ウガンダ旅行2011

ウガンダ旅行27:エンテベで大団円

前回の続きで・・。

ハリエットはずっと途上国の終末医療に携わっていて・・って、書くと簡単ですが、おそらく艱難辛苦を乗り越えてきたと想像できますよね。でも、こういう凡人にできないことを長年やってきた人に共通することですが、とても開けっぴろげで、おおらかな感じの人です。ほかの2人も明るく元気な看護婦さん!って感じ。

もともとそういう性格でないと耐えられないのかもしれないし、または、我慢して苦難を乗り越えてゆくうちに、あわてたりピリピリしたりしても、結局は何にもならないと、身をもって知るのかもしれない。

ハリエットはウガンダの前はインドにいたのだそうで。「ミゾラムっていうところで、たぶん知らないと思うけど」と彼女は言うのですが、

「知ってる!ビルマ系の人が住んでいる州でしょ?」
「えっ!知ってるの?あそこを知っている人なんて初めてかも」
「東アジアの旅行者は、インド人から、ミゾラムから来たのか?とか、チベット人か?とか聞かれることがあるから」

へええ~というわけで、しばし、インドの思い出話に花が咲き、ほかの2人は、アフリカのウガンダで、イギリス人と日本人の中年女性(コホン。もっとお下品な言葉を使っていましたが。ババアみたいな・・)がインドの話で盛り上がるって、なんか信じらんない!と、爆笑。

さて、フォートポータルという大きな町まで送ってもらい、3人と別れた後、カンパラまでの長距離バスに乗ります。18,000シリング。500円ぐらい。なかなか快適。4時間ぐらいでカンパラ到着。

国際空港はカンパラから40キロぐらい離れたエンテベというヴィクトリア湖畔の町にあるので、そのままバスを乗り換えてエンテベまで行き、エンテベで宿泊することにしたのですが、この日は金曜日。イスラム教徒の休日です。バス発着所は、モスリムたちでごった返す状態!もみくちゃになりながら必死でエンテベ行きのミニバスを探す羽目に。

なんとか見つかり(4人にたずねた・・)、エンテベのボマというホテルに到着しました。ネットで調べて予約してあったのですが、期待以上にいいホテルでビックリ。

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お上品でしょ?中庭に小さいけれどプールもあるよ。

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Bathroom130330_4

部屋はこんな感じ。バスルームには、こんな小じゃれたアメニティ備品。朝食つきで8000円ぐらい。なんでも気軽に聞いたり頼んだりできる感じで、オススメです。

あとはもうすることもなく、ぶらぶらヴィクトリア湖畔を散歩したり(こうして見ているだけではわかりませんが、工業・農業廃水で汚染がひどい)、

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バードウォッチングしたり。

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あ、そうそう。最後に動物園に行ったのです。お目当てはこれ。

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すんごい顔でしょ。ハシビロコウという鳥です。ウガンダの留鳥ですが、これを見やすい地方に寄らなかったので、自然の生息地では見られなかったんだよね。

さて、これでウガンダ旅行は終わり。今回は、ゴリラとチンパンジーという、すでにかなりの料金を払ってしまっていて、いい加減には変えられない「予定」のある旅行でした。ちょっと緊張したかもしれない。見られない可能性もあったし。でも、両方とも大満足で済み、ま、大団円を迎えたといったところかな。



 

 

ウガンダ旅行26:サルたちとお別れ

12月2日(金)

こんな田舎ですから、レストランなどはなく、3食、宿で食べます。

ごはんにビーフシチューとかマッシュルームのポタージュとか野菜の煮物。アボカドの季節だったのか、毎食、サラダ代わりに巨大なアボカドが付いてきたりして。朝食はこんな風です。

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左に立てかけた棒は食事時の必需品。サル追い棒。このときも樹上では、うらめしげに・・・

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プロフェッサーの奥さまは、いつもなにかしらお菓子を持っていて、われわれ泊まり客

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にわけてくれるのですが、サルたちはそれもねらっている。ゴマをまぶした豆菓子とか。日本でよく売っているのとそっくり。sim sim balls(シムシムボール)と呼んでいましたが、後で考えたら、sesame balls(ごまのボール)がなまった名前みたい。

奥さまは保健婦の資格を持っていて、今もこの地域の保健医療の仕事(ひょっとしたら、ボランティアかも)をしているようです。

その証拠に、こんなものが貼ってあったりする。

家族計画ってわけですね。

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いや、それよりも何よりも、エイズの問題が深刻なので。ウガンダでは1980年代に、15歳から49歳の人口の30%がHIV陽性という衝撃の調査結果が出て、その後、さまざまな手段を総合的に採用し、国をあげて感染防止を進めた結果、2007年には5%まで低下しました。

ただねえ、そこから先が進まない。ウガンダはキリスト教徒が多いのですが、その中でもカトリック教徒が多い。で、まあ、フィリピンと同じように、教会はコンドームを使うことを勧めないんだね。感染率がまた上昇したという調査結果が出ているようです。

だいたい9時頃にミニバスが前の道を通るようなので、荷物を持って道で待つことに。

今朝は霧が出ました。このあたりは茶畑です。

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そろそろ旅行も終わりに近づき、いつものように、家に帰りたい気持ちと、いつまでもブラブラしていたい気持ちが、交互に浮上してくる。こういう景色を前にすると、ずっとここにいたくなったりするね。サルたちも可愛いし。

1時間近く待っても、ミニバスのミの字も見えず。相乗りタクシーはどれも満杯。「普通の車でもいいから、通る車をなんでも止めて、町まで乗せて行ってくれと料金交渉しなさい」というプロフェッサーのアドバイスに従い、やって来た車に手を振ったら、止まってくれた!

ど~も~と、喜色満面で近寄ったら、これがビックリ。乗っていたのは白人女性3人でした。

ハリエット、ジャッキー、ジーンという30~40代ぐらいのイギリス女性。「やだー、お金なんかいらないわよ!」と言うので、結果的にヒッチしたことになるね。

ハリエットがエイズや癌などの患者の終末期医療専門の医師で、2年前からカンパラの病院に勤務しているとのこと。今回、昔なじみの看護師2人がイギリスから手伝いに来たので、3人おそろいでキバレまで遊びに来たのだそうです。

ハリエットによれば、やはりエイズ問題は深刻で、カトリック教会は「禁欲」と「性行為は夫婦間のみ」を主張してやまず。政治家たちは教会と信徒の票が欲しいから、コンドームの配布などの対策を控えるようになってしまった。

でも、現実はどうかと言えば、若い男性などは当然、少しまとまったお金が入ると、女を買いに走ってしまうわけで。低く見積もっても、全国でHIV陽性患者が10万人。愕然とする数字です。

ウガンダ旅行25:チンパンジー(続き)

なにしろ森の中で、チンパンジーたちは木の上にいるし、動画がうまく撮影できず。でも、叫び声がよく聞こえるので、とりあえず撮ったものをつないでみました。前回紹介した個体も撮影してあります。


こんな感じで、やはりゴリラと違い、キーキーギャーギャーと、たいへん騒がしく、群れの中での関係性はかなりストレスフル・・な。

ですからね、ほら、よく「ペットで人間関係のストレスが癒やされる」とか言うじゃないですか。キバレの森のチンパンジーたちにとっては、ひょっとして、人間がペットかも?

ヒソヒソ声でしか話さない、おとなしい動物で、しかも、チンパンジーのことが大好きなようで、チンパンジーがちょっと首をかしげたりすると、もう、それだけで、うれしそう!仲間とのケンカで負けた後なんか、人間のそばにいると、自信を取り戻せたりして。

さて、こんな風に1時間が過ぎ、帰途についたのですが、途中、サスライアリ(グンタイアリと呼ばれているものの仲間)が細い流れのように続々と歩いているところに出くわし、女性のレンジャーから、「絶対に踏んではダメ!」と、鋭い警告が。

ああ、それにもかかわらず、1人の男性がアリの集団に足を踏み入れてしまい、ギャッと叫んだときにはすでに遅く、背中までアリが這い上ってしまった!足首から太もも、背中と噛まれ、イテテテ~ッ!と悲鳴を上げながら、服を脱いで、アリ退治!

最後は大騒ぎになってしまいましたが、宿に戻り、夕闇迫る時刻になると、カエルの大合唱です。

暗くなってゆく湖を見ながら、すさまじいカエルの声をバックに、プロフェッサーと四方山話。

若い頃は、大学がオーストラリアで、卒業後はウガンダが大変な時期を迎え、とてもじゃないが帰国できないということで、ヨーロッパで働いたのだそうです。

「いろんな国に住んだけど、勤勉さでは、なんといってもドイツ人が群を抜いているね」

その後、帰国して、農村開発の活動を進める中で、日本で農業関係の会議があり、参加する予定だったのだけれど、奥さまの出産が迫っていて、しかも逆子だったので、とりやめにしたとか。

とっても残念!と、くやしがるプロフェッサーでした。

ウガンダ旅行24:チンパンジー

12月1日(木)

このときプロフェッサーの宿に宿泊していたのは、そのまま以外にはドイツからやって来た40才前後見当の女性2人、ヤセのフレッガとポチャのペトラです。フレッガは獣医でペトラは看護師免許を持った介護士。

車とドライバーを雇ってウガンダ旅行をしていて、ドライバーは自称「ミスター・バブーン」(ヒヒのことね)。愉快なおじさんだよ(あっちは、私のことを「愉快なおばさんだよ」と人に話しているに違いないけどさ)。

ナミビアでもそうでしたが、ウガンダも国内で言葉がたくさんある。10以上はあるらしい。この周辺は19世紀から続いているトロ王国で(今は政治的な意味はない)、ミスターは地元民ではないので、よく通じないから、宿の従業員とは結局、英語で話している。

「日本はどうなの?」と聞かれて、「1つしかないよ。ほとんどの日本人は日本語しか話さないよ。日本では英語も通じませんね」と答えたら、ミスター、ビックリ!

「ウガンダのような大陸の真ん中だと、何千年かの間にいろんな民族が行ったり来たりして、言葉もたくさん入ってくるけど、日本は島国だから、日本語以外に何も言葉が入って来ないわけよ」

と説明したら、納得した模様。

で、どちらのご出身?とたずねたら、ゴリラの森までの出発点だった町、キソロ。キソロからンクリンゴまで歩いたと話したら、ブウィンディのレンジャーたちと全く同じく、「ええっ?なんで????」と驚かれてしまいました。ただ歩くだけって、そんなに変なことなのかなあ。

今日は、チンパンジーを観察するキバレ国立公園まで、彼女たちの車に乗せてもらえることになりました。ありがとうございます!

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公園事務所に到着。右がフレッガ。左がペトラ。その横がミスター。ほかの宿からも人が続々と集まってきた。

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これでもシーズンオフなので、年末年始や8月などの混むときに行く方は、2~3カ月前に予約を入れた方が賢明ですよ。

ここはゴリラの森と違って、ほとんど起伏もなく、森の中を歩くだけです。30分ぐらい歩いたら、大きな声が聞こえてきて、群れが見つかり、頭上に次々とチンパンジーが現れます。

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ゴリラとは全く雰囲気が違い、とにかく大人も子どもも騒がしい。あちらこちらで小競り合いもあるし。そうしているうちに、下に降りてくる個体もいて・・(ここから後の写真はクリックすると大きな画像が表示されます)

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群れの中がちょっとストレスフルだったのかも。大勢の人間のそばにいる方が、仲間といるよりリラックスできるというのも不思議だけど、人間は静かに立っているだけで、何もしないからね。

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そのうち、群れが動きそうな様子になってきて、さて、どうしたものかと・・

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思案するご様子ですが・・それは行かなきゃだめなんじゃない?

というわけで、この方も群れと共に移動し、最後にメスの個体の背中に子どもがチョコンと乗っている姿も見られて、大満足(藪の中だったから、いい写真が撮れず)。

ゴリラのときも同じことを考えたのだけれど、チンパンジーたちを見ていて考えたのは、

「ああ、こうやって、毎日、森の中で生きていって、いつか森の中で死ぬんだなあ」

それは人間も同じだけど。そう思ったら、9月に犬が死んだことを、自然に受け入れられる気持ちになったのね。死ぬことが自然に思えた。

宿に帰ってから、フレッガとペトラにそんな話をしたら、フレッガも自分の犬を2年前に亡くして、それに獣医だから犬猫と飼い主もたくさん見ているわけで、やはり、死を受け入れるのには時間がかかるけど、無理に受け入れようとしてはいけない、と。こういう風に自然に気づくときを待つのが大切というアドバイスでした。


ウガンダ旅行23:プロフェッサーのお手伝い

さて、CVKレイクサイド・リゾートに落ち着き、経営者のデイビッドとおしゃべり。こんな方です。

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青年時代にオーストラリアの大学で農学を学び、故郷に戻ってきて、農業指導と農村開発に携わることに。ところが、すぐ近くのチンパンジーの森が国立公園に指定され、外国人観光客がワサワサと訪れるようになった。

最初はバックパッカーの若者たちに「ここにテント張っていい?お金払うよ」ということで、自宅の庭を貸していただけ。でも、そのうち、「テント持ってないんだけど、寝るところある?」と聞かれ、物置小屋に泊めてやったら、「もっとちゃんとしたのを建ててよ」と頼まれ、なんだかんだと要望に応じているうちに、現在の形になったのだそうです。

なにせ農学博士なので、通称プロフェッサー。奥さまの方が商売人としてはやり手らしく、いわゆる経営や宣伝の方は奥さま任せのようです。自分は相変わらず農村開発の方が専門で、リゾートについては宿泊客から頼まれるチケットの手配とか業者との交渉なんかをやっている。

私の方も仕事のことを話したりしたら、

「それじゃあ、あんた、コンピュータ、わかるんじゃない?」

はあ・・まあ・・わかるっちゃわかるけど、とモゴモゴしていたら、パソコンの前に連れて行かれて、お客さんから来たメールの添付ファイルが開けない、と。

開くためのアプリケーションがないだけだったので、インターネットから無料ソフトをダウンロードして、解決しました。

でも、ウガンダくんだりまで来て、なにやってんでしょうか、わたし?

それにしても、本当にいいところですよ。暮らしやすそう。だって、ご近所を散歩したら

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これだもん。一年中、寒暖の差があまりないし。

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近くのマーケット。

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ベルベットモンキー。チンチンかわいい~。

宿の従業員の女の子に、ここの前はクイーンエリザベス国立公園のブッシュロッジに泊まったと話したら、なんとビックリ。サファリの手配なんかをしてもらったフランクと友達でした。観光業専門学校の同窓生だそうです。

まだ結婚しないのかあとか、おばさんにありがちな(自分は独身なくせに!なんでしょ!)質問をしていたら、この地方特有の結婚にまつわる風習を話してくれました。

結婚が決まったら、男性側から結納として、牛5~6頭、ソーダとかコーラとかの飲み物2ケース、ビール2ケースを女性側に持って行くんだって。

昔の考え方では、女の子は親にとって財産なので、それを男の家に売った形になるんですね。学校では男女平等と教えるし、本当に女の子を売買すると考える親は少なくなったとしても、固定観念はなかなか消えないというのは、日本と同じです。

一緒に暮らし始めてからでもいいんだけど、結納をいつまでも遅らせていると、たいへん、マズい!売ったのに、いつまでも代金を支払わないじゃないか!ということになり、中には警察に通報する親さえいるのだそうで。警察は取り合わないのでしょうけれど、まあ、「おまわりさんに言いつけるぞ!」って感じなんでしょうね。

そうこうするうちに、雨が降ってきましたが、サルたちはぜんぜん気にしない。

ウガンダ旅行22:湖畔の宿

11月30日(水)←おととしだよ!昨年は犬にかまけて旅行記が遅れに遅れております。

クイーンエリザベス国立公園よりもさらに北のキバレ国立公園というところに、今度はチンパンジーの観察におもむきます。

で、とりあえずはミニバスが走っている町までタクシーで1時間。途中、赤道で止まってくれました。

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赤道・・・・・のイメージではありませんな、こりゃ。前にも書きましたが、なにしろウガンダ、ぜんぜん暑くないんだよ~。標高が高いから。そのせいか、赤道の標識にも力が入らず、ウガンダではなく、「うぐ・・ん・・あ」になったまんまだ。

カセセという町からミニバスに乗って、フォートポータルというこの地方の中心都市へ。

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いやもう、なんか、久々の「都会」で、ちょっとウキウキ。バイクは例のボダの兄ちゃんたちです。ちょうどいいので、ボダに乗ってスタンビックという銀行まで行き、ATMで現金調達。もう少しで旅行も終わりなので、ウガンダシリングを残してもしょうがないから、40万シリング(1万円ぐらい)にしました。

次の行き先はここに決めた。

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「安い!」(Budget)と「サル!」(Monkey)が決めてだね。ウガンダについては信用度ナンバーワンのガイドブック、Bradtにも出ていたし。

でも、そこまで行くミニバスがまだ出ないので、腹ごしらえかなあ。と思ったら、塀の向こう側からいい臭いがしているので、入ってみました。

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あら、ビックリ!ピザ屋さんだ!それも、ちゃんとかまどで焼いているみたいだよ。カルツォーネに決定。思った通り、時間はかかりましたが、出てきたのは・・

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う、わっ!なんだこの大きさは。旨い!それに、鯛焼きじゃないけど、具が隅々までみっちり詰まっているのだ。

さて、お腹が落ち着いたところで、そろそろミニバスが出る時間になり、乗り込んだのですが、客が集まらなくて、待てど暮らせど、車が出ない。客引きが下手なんじゃないか?とか、思っちゃいますよ。私ならもっとうまく・・なんてね。

ようやく車が一杯になり、出たのは1時間後!すでにグッタリ。ああ、それなのに、20分ぐらい走ったら、パンク。うおおおおおおおおおお。

しかしまあ、なんとか私が降りるところまで来ました。だいぶ後ろの席にいたので、前の方のお客さんに降りてもらったりして、「ごめんなさいねー」と、あやまりつつ、大きなバックパックを引きずって降りたのですが、皆さん、愛想が良くて、「気にしないで~」と口々に言ってくれました。

CVKリゾート(いや、リゾートっちゅうのはちょっとね。難がありますけど)は大正解。建物や部屋は、いかにも安宿なんだけど、

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ご覧ください。この景観を。(クリックすると拡大画像)

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そして、これ。

ウガンダ旅行21:サファリ

夕食を済ませ、テントに戻ろうとしたら、宿の従業員がランプ片手にコテージまで送ってくれました。いくら暗いからって、20~30メートルなのに、大げさなことよのお、なんて思ったんだけどね。

その夜は、前の谷にカバが来て、グンワ~とか吠えて、うるさくてしょうがない。カバって夜行性なんだよなあ。草を食べに来ているみたい。それでも、なにしろ眠るのは大得意の私なので、すぐに寝てしまったのですが・・。

ドカン!とコテージ全体が揺れて、跳ね起きた!

真っ暗。何か大きなものが、すぐ外で動いている。懐中電灯をつけて、おそるおそるドアを細めに開けてみたら、黒々とした大きなものがゴソゴソ。

やだあ~。カバかなあ。アフリカで野生生物に襲われるといえば、真っ先に挙げられるのが、カバの被害なのです。

ドキドキしていたら、ドカドカと足音も荒く、どこかへ走って行ってしまいました。

11月29日(火)

翌朝は、昨日頼んでおいたドライバー兼ガイドさん(5~6時間で、ガソリン代なども全部込みで100ドル)が迎えに来てくれて、国立公園内でサファリです。モーゼスという感じのいいお兄さん。

あれ?どこかで聞いた名前。持っていたBradtのガイドブックを取り出して、ページを開き、

「あなた、この人?」

と聞いたら、まぎれもなく、そこで推薦されていたガイドでした。

「その本を書いた人を案内したんだよ」

開園と同時に入り、動物がワサワサ。

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大きなオスのゾウに近寄ったら・・


それ以上近寄ったら、ワシ、怒るかんね。

というわけで、ガイドさんはブワッと車をバック!

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ウガンダコブはウジャウジャいます。数百頭。

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ライオンはリラックス状態で、全く動かず。

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大あくびだあ~。

とまあ、こんなわけで、動物はたくさん見られるんだけど、やっぱり私は目の前の谷に来る動物や鳥を見ていた方が楽しいなあ。

この日の夕食のメニューは、アボカド、カボチャスープ、魚料理、ライス、デザートはパンケーキ。

夕食が終わる頃に、食事していたテントの前をスイギュウが横切ったりして、やっぱり、コテージまでの短い距離でも、送ってもらうのは正解みたい。

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ウガンダ旅行20:カジンガ水路

目の前の谷底に来る動物を定点観察するだけで十分満足してしまった、そのまま。

いや、これではいかん!活動しなくては!

と思い直し、フランクという従業員のお兄ちゃんをつかまえて、カジンガ水路のクルーズについてご相談。

カジンガ水路というのは、こういうものです。

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ジョージ湖とエドワード湖をつないでいるので、河ではなく、Kazinga Channel(水路)。

ロッジはこの水路の脇にあり、目の前の谷には、カジンガ水路からチョロチョロと水が流れ込んでいるわけです。

だから、水路まで出て手を振ったら船が止まってくれる、なんてことなら便利ですが、そういうことはなく、グルリと車道まで戻って迂回する形で、出発点まで行かねばならない。フランクにタクシーを呼んでもらい、ついでに翌日、公園内をサファリするドライバー兼ガイドも手配してもらいました。

方式はマーチソン国立公園のナイル川クルーズと同じで、いわゆるランチという、屋根に展望デッキがついている船で行きます。

でも、ナイル川と違い、ここは湖を結ぶ短い水路で、両岸に深い植生がなくて開けているので、動物が見やすく、小さいお子さまでも楽しめそうですよ。こんな感じ。


カバがい~っぱい!うようよ。赤ちゃんもいるよ!


水鳥もいっぱい。

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前回のナミビア・ボツワナ旅行でおなじみのこの鳥も。

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岸辺に人家もあります。

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で、こんな風に人が住んでいるのに、なんとまあ、驚いたの驚かないのって、あなた。

この後、乗組員のおじさんがライオンを発見!ウガンダコブの群れがいて、1頭のメスライオンがそれに忍び寄ろうとしていたのです。

船内騒然!

しかし、藪に隠れながら、そろりそろりと匍匐前進したにもかかわらず、コブの群れは、すかさず気配を察知し、ドドーッと逃げ出してしまいました。ライオンは追いかけるそぶりさえなかったので、たぶん、1頭だけの場合、追いかけても無駄というのがわかっていたのでしょうね。

できれば数頭で陣形を組んで狩りをしたいところですね。まあねえ、食べてゆくのは大変よ。

それにしても、人家のすぐそばにライオン・・。以前、インドでヒョウを見たときも、すぐそばに家があって、洗濯物が干してあったもんなあ。

 



ウガンダ旅行19:クイーンエリザベス国立公園へ

11月28日(月)
5時半起床。洗濯物を取り込まなくちゃ!大忙し。

今日はクイーンエリザベス国立公園へ向かいます。これまでの行程をおさらいしておくと、

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こんな感じ。左下の赤い線が、この日の移動部分です。

前日に宿の近所で車の手配をしておいた(探したわけではなく、道に立っていたら、「車、いらないか?」と声をかけられた)ので、6時過ぎにドライバーが宿まで迎えに来て、さあレッツラゴッ!と思ったら、案の定、他にも客はいないかと、道行く人に声をかけている。大人2人に子ども2人の家族と、さらに男性1人が乗り、車がギュウギュウ詰めになったところで、6時半に出発。

さて、キヒヒからの道中が面白くて、太い道路が国立公園の中を縦断するように走っているわけ。早い話が、この国立公園が大きすぎるということなんでしょうけどね。以前から土地の人が使っていた地域を国立公園に指定してしまったんだね。

でも、町を出て30分ぐらいしたら、もう国立公園の中なので、車がブーブカ走る中、道路のすぐそばをゾウがのんびり歩き、車の前をヒヒが横断し、という具合なので、それほど野生動物に興味のない人なら、わざわざ国立公園内に滞在しなくても、ここを車で走るだけで、けっこう満足できそうです。

ドライバーも慣れたもので、途中で道ばたにヒヒがすわっていたら、わざわざ車を止めてくれて、子どもたちは大喜び。ヒヒの方も、「あー、逃げるのメンドクセー」と思っているようで、すわったまんまでね。

順調に走っていたのが、途中の道路工事現場で、前に数台の車が立ち往生している。大型トラックがパンクして、溝にはまってしまったみたいでした。救急車も来ていたけれど、ケガ人は出なかった模様。

そのうちなんとかなるべえと、私も含め、だれも慌ててはいなかったけれど、ちょっと手持ち無沙汰で、皆、車の外に出て、ぶらぶら。そうしたら、同じように立ち往生していたミニ乗り合いバスに乗っていた乗客が、救急車を運転していたモスリムの爺さんに、何か相談しています。

やがて車の列が動き出したら、なんと、その乗客は爺さんに5,000シリング(約170円)払って、ミニバスから救急車に乗り換えてるの!たしかに乗り合いバスより速いと思うけど、えー、こんなことしていいの?って感じ。周囲の人たちが大笑いというか、苦笑というか、そんな反応だったので、よくあることというわけではなさそうでした。

お昼前にQueen Elizabeth Bush Lodgeという宿に到着。1泊3食つきで105ドル。高級です。食事が良かった。たとえば、この日の夕食は、温野菜とチーズ、ポタージュ、チキン、チョコケーキ。

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こんなコテージで、中はこんな感じ。トイレもついています。

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別にレストランのテントや管理部門のテントがあって、電池の充電もできるし、なかなか便利。

そんなことより何より、ここが最高なのは、前がとても小さな谷で、川から細い支流が入りこんでいて、そこに動物が来るのだ!

こんな様子が見られます。


もう、最高!カバも来るよ。鳥もたくさん飛び交っている。サファリに出なくても、ロッジのベランダで十分。何時間でも飽きないね。

ウガンダ旅行18:下山

11月27日(日)

エンジン音がして目をさましたら、まだ真っ暗。トイレに行くついでに外に出てみたら、暗闇の中に車のヘッドライトが光り、白人の若いカップルとドライバーのおじさんが降りてきたところ。

昨夜到着の予定だったのが、間違って国立公園の別の入口に行ってしまい、そもそもその間違いに気づくまでに時間がかかり、ゴタゴタした末、国立公園の周囲をグルリと回る数十キロの道を6時間走り、ようやく着いたのだそうです。

2~3時間しか眠らずにゴリラのトラッキングということなので、「けっこう大変だよ」とアドバイスしたけど、考えてみたら、車の中にすわっていただけだし、若いからダイジョブ!

さて、私の方は明るくなってから、ガイドとポーターという初日と同じ陣容でンクリンゴの山の宿を出て、今日は下山です。

相変わらずぬかるみの中、どんどん下ると、森が熱帯らしくなってきた。

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途中から国立公園内に入るので、レンジャーたちも加わります。

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中の一人が頭痛がひどいというので、持っていた鎮痛剤を全部あげました。長時間もつ薬で、1日1錠なので、ガイドに通訳してもらって伝えたのですが、ちゃんと守ってくれるかなあ。ちと心配。

遠くからだけど、ゴリラの姿もチラチラ見えたりするから、静かに静かに歩きます。

足元が悪くて時間がかかったけど(なんでそんなに遅いんだ!とガイドに笑われた)、ひたすら下るだけなので、疲れる行程ではなく、お昼過ぎにブホマに到着。

ははあ、あのカップルはこちらに来てしまったんだな。間違えるのも無理はなく、ブホマにはカンパラからのバスも来るし、ホテルがたくさんあるんですよね。

頼んであった迎えの車に乗り(料金交渉でモメた)、キヒヒの町へ。

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えっとー。ようこそキヒヒへ!これがキヒヒの目抜き通りです。

ゴリラを見に来る人たちは、カンパラからのツアーとか、車とドライバーを雇ったりすることが多いので、ほとんどの旅行者は、ふもとにあるこの町を素通りしてしまいます。そんなわけで、ここはゴリラの恩恵をあまり受けられない。

ンクリンゴで勧められたカリブニ・ゲストハウスという宿に泊まることにしました。ベッドとバスルームがあるだけの安宿だけど、中庭があって洗濯物が干せるし、食堂も経営しているので、なかなか便利。

部屋の外のテーブルで夕食をとっていたら、宿のオーナーの女性とお母さんがやって来て、「ごいっしょしていい?」と言いながら、私が答える前にもう、ガタガタと椅子を持ってきてしまいました。

娘さんの方はいかにもやり手のしっかり者なのですが、お母さんは髪にピンクのリボンなんかつけちゃって、愉快な人なんです。

スパゲッティとフレンチフライを食べながら、おしゃべり。

お母さん「夫がね、亡くなったんですよ」
そのまま「まあー、それはそれは。ご愁傷・・」
お母さん「15年前」

あ、そ。

その後、小さかったこの宿を女手ひとつで大きくし、子どもを育て、今は娘が切り盛りしてくれるから、悠々自適なようです。

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そのうち、オーナーの息子だの、彼女の妹だの、友だちだの、ワラワラと現れました。記念撮影。

ぼっちゃんは、マイケルのムーンウォーク(とおぼしきもの)を披露してくれたりして、楽しいひとときでしたよ。

初めて気づいたけど、キヒヒの町の写真にゲストハウスの看板が写っていたんだね。

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これ、誇大広告じゃないですよ。このまんまよ。コンクリートに物干し竿だらけの中庭をガーデンと呼んでいいかどうかはともかくとして。self-contained というのは、バス・トイレが共同ではなく、部屋に付属しているという意味です。

携帯番号も書いてあるから、キヒヒにご用の際は、お宿はぜひこちらにね。日本人のおばさんの紹介だと言えば、狂喜乱舞して歓待してくれる・・かな?

あ、携帯で思い出した。ちょうどメールアドレスの交換をしようとしていたところで停電して(もう、ぜんぜん驚かなかったけど。首都ウガンダでも停電があるんだから)、そうしたら、携帯電話の光をライト代わりに使ってるの。携帯って便利ね。

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