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2016年11月

つゆのあとさき:GoogleマップでGO

永井荷風の作品の中では「つゆのあとさき」という作品が好きです。昭和初期の東京が舞台。君江という性に奔放な若いカフェの女給(言っとくけど、ウェイトレスじゃないよ。一種の風俗営業?)を狂言回し役に据え、軽佻浮薄を体現する男たちを、荷風がものすご~く意地悪に活写します。

君江さんは金にも男にも未練がなくて、いい気持ちを味わうのが大事というパンクな女の子だし、その愛人である文学者気取りの下卑た清岡という男の妻の鶴子さんは、清岡に愛想尽かしをして外国に行ってしまうし、ひょっとして荷風ってフェミニストか?という雰囲気。

でも、なんといっても、私がこの作品を好きな最大の理由は、え~、なんと形容したらいいのかわかりませんが、これが「移動文学」だというところでして。

全編にわたり、登場人物がどこからどこへ、どのような交通手段で移動したかが、事細かく描写されます。これが楽しい!Googleマップで追いかけてみると・・

Firstday_kimie

君江さんは小説の第1日目に、こんな風に移動します。

左上の市ヶ谷本村町の自宅(間借りをしている)から市ヶ谷見附まで歩き、そこから市電(後の都電。路面電車)に乗り、日比谷で降り、占いに相談に行く。市電の路線はこれ。

Tokyo_shiden_meiji

占いの後は松屋呉服店(当時は呉服店だったんだね)から二、三軒京橋寄りのドンフワンという勤め先のカフェへ。

帰りは客の一人と女給仲間一人の三人で、日比谷から新宿行きの市電に乗ります。赤電車(終電)に間に合った。

Shiden_yotsuyamitsuke

女給仲間と別れた後、客と四谷見附で市電を降り、本村町の自宅に寄ってから、その矢田という男と円タクで神楽坂の毘沙門の祠(善国寺)あたりの待合(芸妓遊びや密会に使われた場所)に。

1日目だけでこんな調子で、とにかく移動はすべて書くという案配です。

君江さんだけでなく、他の登場人物についても同様。現在だけでなく、過去の出来事についても、市電の乗り換えまで書いてあるという念の入れ用です。地図や交通、鉄道、電車などが好きな人にはうれしい作品ですよ。

いちご、ジャンプ!

鹿肉ジャーキーのためなら、エ~イッ!!


いちごちゃん、アニマルプロテクション里親募集1476番。よろしく!

追記:実は、これは動画を撮る目的で、おやつで釣ったヤラセでして、べつにおやつじゃなくてもジャンプしてるよ。突然、ジャンプでアタック!

いちごちゃん、抱きつき魔なんですよ。しかも、体のサイズの割には力が強いから、ガバッと抱きついてこられると、こちらはたじろぐね!

呉越同舟の季節

さあさあ!気温が下がってきましたよ~。どうするのか、君たちは?いがみ合っていていいのか?

なんていう飼い主のセリフと共に毎年、呉越同舟の季節が訪れるのであった。

ジャジャン!

Cats1611181

うふふふふ。ウレシイ。

夜はベッドの布団の中や外で飼い主と一緒に寝るのですが、どういうわけか、それ以外の時間帯、飼い主がいないとベッドで寝ない。それで、昼間は普段の「ぶっ殺す!」状態(ホント、すごいよ。現実に負傷することもあり)から一転して、仲良く昼寝です。

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ご飯も仲良く並んで食べる。


9.日曜日のカンペチェ

4月3日(日)
カンペチェはカンペチェ州の州都で交通の要所でもあり、忙しい現代都市なのですが、むしろ海辺の観光地として有名です。旧市街地が歴史的な城塞都市として世界遺産に指定され、その部分はこんな形状。

Campechemap

スペインの植民地だった16世紀に作られた港町で、海賊などの外敵から市街地を防衛するための壁で囲まれていました。今は壁のつなぎ目にあたる塔と壁の一部が残され、道には石畳が敷き詰められています。

Campeche1611174

大聖堂。(クリックすると拡大)

Campeche1611175_2

昔は壁の外は野原だか畑だか、そんなものだったのだと想像されますが、今はメキシコの普通の地方都市で、アスファルトの車道をブンブン車が走り、ゴミが散乱する商店街に小さい店がゴチャゴチャ並んでいるわけで、このおとぎ話に出てくるような旧市街地は、いわば観光用のテーマパークです。

そんなわけで、なんだか人工的でつまらんなあ、と。ところが、この日がたまたま日曜日だったということで、ラッキーなことに、なかなか興味深い光景を目撃することになりました。


海辺の教会の日曜礼拝。神父さんのお説教の前に、3~4人の楽団が演奏するポップス調の賛美歌が流れ、中には踊る人もいて。動画がブレブレですが、勘弁してください。あからさまに撮影するのは失礼な気がして、カメラを隠し持って撮ったので。

マヤ文明の博物館(これは良かった。40ペソ)を見た後、お昼ごはんに入ったレストランが素敵でした。

Campeche1611171

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頼んだ料理の前にコーヒーと、こんな容器が運ばれてきました。これは何かな?

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パンがさめないようにするための容器でした。料理はトウモロコシの皮で包み焼きした魚。タラのような白身でした。けっこうなお味。ただ、やはりメキシコなので、魚にかけるソースは激辛。この後、プリンもついて115ペソ(700円)+チップ20ペソ。

流しのデュオが演奏中で、何曲か演奏した後、お客さんの間を回り、おひねりをもらったりします(私もちょっと渡した)。隣の席にいたご夫婦の会話がチョコッと耳に入り、どうやらご主人が奥様に1曲おごることになったようです。奥様がミュージシャンにリクエストしていました。




お散歩

いちごちゃん、モッサリに見えますが、けっこう足取り軽やかに散歩するのだ。


最初に来た頃はまだ気温が高かったので、のそのそ歩く感じでしたが、最高気温が20度を切ったぐらいから絶好調。

いちごちゃんはほかの犬に興味がなくて、臭いつけもしないし、預かり主が途中で立ち話に引っかからない限り(これがチョット問題ね!!!)、ピューッと行って帰って来るという形で、20分ぐらいで散歩完了。

はらっぱ祭り2016:フープが進化

毎年今頃、都立武蔵野公園で開かれる恒例のはらっぱ祭りが今年もニギニギしく催されました。

いつもどおりのエスニックな料理や雑貨の店が並び、ステージでも、これまたいつもどおりの懐かしロック風ライブ。

でも、フープが進化していた!単なる円じゃなくて、模様が入るのだ。

秋の花火

毎年恒例、お隣の町が主催する秋の花火です。近所の道で見物。どこかの兄ちゃんたちが隣で勝手なことを言ってますが、気にしないでください。


前回、眺めたときはタイキくんと一緒だったんだなあ。

8.カンペチェへ

あっ、そうそう。忘れていた。ユカタン半島でのルートはこんな感じです。メキシコシティから右下の Chetumal まで飛んだ後、バスで西(左)へ進み、今いるのはCalakmul。これから北上して海辺の街、Campeche(カンペチェ)へ向かいます。

Yucatanmap161027_3

さて、帰りは同じタクシーで幹線道路まで。運転手さんによれば、3時と5時にカンペチェまでの長距離バスが来るとのこと。もう2時で、腹減ったー。昨日の食堂の向かいの店を試してみることに。

そこで会ったのが、米国人の30代男女カップル。自転車でツーリング中。1日100キロぐらい走行するんだって!

ウィスコンシン州とオレゴン州という長距離恋愛。その理由というのは、彼女の方が一生の決断!という意気込みで、医師の道を選んだからなのです。6月から医科大学で学ぶということで、引っ越したんだね。

「もう歳だから、不安でたまらないんだけど・・」という彼女に、「なに言ってんの!30代なんて、まだ人生半ばにも達してない!やりたいことがあったら、やらなきゃ。私なんか60だけど、まだこうやって、フラフラ一人でバックパッカーやってんだから。行きたいところがまだいっぱいあるんだよ!」と、大演説してしまいました。

思い返すと、ガラにもなく説教して、ああ~恥ずかしい。赤面。でも、旅行に出ると、必ず一度はこういう若者と出会うなあ。そして、ああ、必ず、恥ずかしながら、同じことを叫んでしまうのであった。その後は必ず、「ガラにもなく・・」と反省。

食事を終えて、じゃあねえーと出発した2人。

Bikes161027

自転車のツーリングって、こういう風な装備なのね。へえーなんて思いつつ、手を振っていたら、あれ?私が向かう方向のバスが来ている!え?まだ時間じゃないのに。

ん???と首をかしげつつ(ここで、ある事実に気づかなければいけなかったのだわ。残念な人であるそのままは、全く気づかず)、とにかく、3時のバスは逃してしまったらしく、この後、さらに2時間待って、5時のバスに乗車。

途中で乗り込んできた女の子の売り子さんから夕食代わりにタマーレスを買う。3本10ペソ。甘くてうまーい。やっぱり、こういう安っぽい味のタマーレスが好き。

10時過ぎにカンペチェ着。土曜日だったせいか、バス発着所の周辺は、まだまだ人が大勢いたので、例の電子書籍リーダーKOBOに入れてあった地図を見せて、町の中心までの行き方をご教授願いました。

暗くてよくわからなかったのですが、町の中心に世界遺産にも登録された古都を遺しているので、ある境界を越えたら、周辺の普通のメキシコの町から、急に石畳のオシャレっぽい町並みになり、ビックリ。

お目当ての宿は1軒目はいっぱい。2軒目の少し高めのホテルで部屋がとれました。シャワー浴びたり、軽くご飯食べたりしているうちに、もう真夜中を回ったはず。それなのに、ホテルの中庭は、まだまだ帰らんぞー!まだまだ呑むぞー!という人たちで、ざわめいているのであった。

さて、翌朝。外に出ると・・・

Campeche161027

ありゃまっ!こんな・・・ヘンゼルとグレーテル?お菓子の家?みたいな町だったのだ。


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