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20. 夜を告げる大砲の儀式

いちおう小さい建物らしきものがある駅もありますが、プラットフォームとおぼしき長さ3~4メートルのコンクリートの塊があるだけの駅(?)もあり、そんな小さな駅でも人の乗り降りはあり、荷物の積み下ろしはあり、ガッタンガッタン電車は走り、1時間ほどでハーシー駅に到着。ここは観光客が来るので、小奇麗な駅舎が建てられていて、昔、製糖工場からハバナ港まで砂糖の輸送に利用していた車両が展示されていました。

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次の上り列車でトンボ返りするだけではつまらないなあと思って、ここから徒歩圏内にある Jardines de Hershey(ハーシー庭園)という、かつてハーシー一族が所有していた庭園を見学することにしました。だいたいの場所は調べてあったけれど、駅と庭園の位置関係が今ひとつだったので、途中で出会う人たちに聞きながら、炎天下の車道をテクテク。

途中の道端で見かけた、元は何かの製造工場だったとおぼしき建物。その壁面に描かれていたゲバラの肖像とお言葉。

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「大切なのは、我々が毎日、前の日よりも良い新しいものを生み出せることだ」

今は新しいものも何も生み出すことなく、丈高く茂る草に囲まれた廃屋です。ペンキがそれほど薄れていないので、操業を停止したのは比較的最近かも。

Jardin1707281

庭園は鬱蒼と茂る森の間を散策する小道とレストランがあり、小川と池もあるので、休日に家族連れで来るといいような場所。この日も、子どもたちが池で泳いで遊んでいました。でも、観光客がこの庭園のためにわざわざ来るようなところではないなあ。馬がつながれているところをみると、どうやら乗馬のサービスもあるのかな?

Jardin1707283

鳥も何種類か目撃。これはネットで調べたら、Turdus plumbeus(オジロツグミ)というカリブ海地域に分布するツグミの一種でした。赤い目と脚がかわいい。

駅に戻って切符を買おうとしたら、駅舎は無人。もう電車が来る時間なのに~と、私と他に2~3人がウロウロしているところへ、棒みたいに痩せた黒人の中年女性が道路を歩いてきて、その方が駅員さん(?)でした。切符は売ってくれたんだけど、「遅れてるから待って。いいですね!」とだけ言って、また、道路を歩いて行ってしまいました。あまりに遅れているので、いったん帰宅したのではないかな。

その後、待てど暮らせど電車の影も見えず。1時間以上して、ようやく到着。やれやれと乗り込んだら、途中の駅で、止まったまま動かず。乗客がザワザワしていたら、運転士と車掌が2人で、車両の屋根に上ったり、下に潜ったりしている。

えっ!作業員を呼ばなくていいのか?!なんてビックリしていたのは、外国人の私だけでした。20分ぐらいで応急措置は完了したようで、電車は走り出しました。でも、ホントにダイジョブなの~?

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こんな案配で、電車は遅れに遅れ、日が暮れてしまいました。車内が暗くなり、開け放されたドアと窓から吹き込む風を頬に感じ、乗客たちも自然に静かになる。一日を振り返る時間かな。インドの田舎の列車に乗っているみたい。日本の鉄道は好きだけど、こういう感覚はもう味わえないんだよなあ。

でも、いよいよカサブランカ駅に着いたら、そんな感傷にふけっている暇はない。宿の経営者夫婦から、ハバナの砦(モロ要塞 El Morro)で毎晩9時に、大砲を発砲する儀式の再現ショーがあるから、ぜひ行くといいよと勧められていたのです。

あわてて夜の道を走る。上り坂(!)。なんでいつもこういうことになってしまうのかなあ。

なんとか時間には間に合いましたが、もう観光客でごった返していて、よく見える場所は一杯でした。

こんなみなさんが登場して・・・

Fort170728

こんな風に行われる。

最後はビックリ!ハハハッ。でも、これは面白かったよ。お勧めします。1時間前ぐらいに行って場所取りをするのがベスト。

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