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愛と法

何年ぶりか(あ、それはオーバーだ。今年初めて)で渋谷までエッチラオッチラ、足を運びました。ユーロスペースで映画を観るためです。(今後順次、全国各地で上映予定)

Nanmori181026

南さんと吉田さんは大阪北区南森町(正式には「みなみもり」ですが、「なんもり」という略称もあり)で法律事務所を営む弁護士夫夫です。

二人の日常を追うドキュメンタリー映画なわけで、同性愛者夫夫の日常を見てみたいという、キワモノ的な好奇心で映画館に足を運んでも、ぜんぜんオッケーだよ。見始めたら、そんな色物的というか、オネエ言葉の連発という期待は完全に裏切られるから。

ろくでなし子さん(女性性器を型どった作品が猥褻であるとして起訴された)や君が代起立拒否の教員を始めとする、圧倒的に不利な依頼人たち!二人の戦いの毎日!行きどころのない少年の後見人として同居!・・・・という目まぐるしい毎日なのですが、必死という感じはあんまりないのよ。

失礼ながら才能はあまり感じられない南さんの自作自演の歌がの~んびり流れるし、吉田さんが料理上手で、食生活が豊かだし、事務所の事務員でもある南さんのお母さん、ろくでなし子さんのお父さんなど、当たり前のこととして二人を支える人たちもいっぱい。それになんといっても、互いを大切に思う気持ち(愛よ!愛!)。

裁判官に対する憤懣やるかたない気持ちがあふれる場面もあり、吉田さんが亡くなったお父さんとの最後の日々を思い出して、「だれも助けてくれなかった」と涙する場面もあります。でも、助けてくれなかった世間を恨むのではなく、今、彼は弱者を助ける側に回ったわけだし、ろくでなし子さんの裁判では、裁判官が彼女の作品を「芸術」と認め、一部無罪になったのですよね。愛と法が支え合う社会を育ててゆこうというメッセージを、おっとりと(おっとりさ加減が監督の個性かも)伝える映画でした。

2年前に本も出ています。南さんが執筆して、吉田さんが合いの手を挟むという形式。こちらは男同士のカップルがどのようにできて、結婚式を挙げるに至り、十数年を経て、里親になりたいなと考え始めている。それを具体的に語る内容で、同性どうしのカップルだけではなく、恋愛や家族をつくることなど、だれでも興味を持つのではないかな。私自身、この本を読んで、「私はこうではないから、独りなんだなあ」と納得しましたよ。やはりカップルを作る人と作らない人はいるわけ。

Nanmori1810262

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