音楽

初めてのお買い物(Alabama Shakes)

ものによってはケチるケチる、大いに財布の紐を締めるオフィスそのままでございます。

楽曲とか動画とか、ネットで無料でダウンロードできるのが多いでしょ。そんなわけで、お金を払って音楽をダウンロードするのは初めてなのだ。久しぶりに、まるごと聴きたいアルバムが出たので。

アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)という米国のバンド。3年前に発表した初のアルバムがかなり話題になったのですが、ちょっと気負いすぎというか、やりたい音楽を世間の皆さんに知らせたいという思いが先に立ったのか、自ら自分たちを型にはめてしまったかなあという感じでした。

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この春に発表した Sound & Color という2枚目のアルバムは、もっと自由に、好きな音楽をやっているという喜びに満ちている感じ。実際、バラエティに富む内容なので、アルバム丸々聴いても飽きないかなあというわけで、購入。

いやー、1枚のアルバム全部、飽きずに聴けるミュージシャンって、いないよねえ。ベスト盤は別にして。

サタデー・ナイト・ライブというテレビ番組に出演したときのライブ動画を紹介します。曲は Gimme All Your Love。

ブリットニー・ハワードという、めちゃくちゃカリスマ性のあるフロントパーソンの歌が印象的なので、ソウルかなと思うかもしれませんが、べつにそういうカテゴリー分けをする必要はないと思いますよ。けっこうロックだったりするし、ファンクなところもあるし。迫力はあるけど、重くない。

ジムのランニングマシンで走るときのBGMにしてるもん。快調に走れるよ。20分ぐらいあっという間。え?この音楽で走れるの?と不思議に思う方もおられるかもしれませんが、ジョギングに慣れると、走るピッチと全く違うリズムでも、全然気にならない。インドの古典音楽とか聴くこともあります。ビヨヨヨ~ンとかいう音楽。

Serj Tankian with Khatchadour Tankian - Bari Arakeel

サージ・タンキアンはロサンゼルスのアルメニア系コミュニティ出身のミュージシャンで、System Of A Downというへヴィメタルロックバンド(音楽業界では売るために分類しなければならないので、こうなりますが、う~ん・・ユニーク過ぎ)でボーカル、ギターを担当しています。SOADといえば、このバンドのこと。

その方が2009年にお父さんとデュエットした動画。


「Bari Arakeel - やさしいコウノトリ」という歌で、アルメニアに古くから伝わる愛唱歌ではないでしょうか。Bari Arakeel というのはアルメニア語の発音にできるだけ近い英語のアルファベットで表現した書き方で、歌を聴いた限りでは、k の音が g に近い感じですね。アルメニア文字では բարի արագիլ(Google翻訳によれば)。

コウノトリが家の屋根に巣をかけるというのはポーランドが有名ですが、アルメニアでもあるようで、コウノトリが巣をかけると運を引き寄せるという言い伝えがあるようです。歌詞の抄訳をすると・・

私は宿無しではない 異国の者でもない
私には故郷がある 幸せな故郷が
やさしいコウノトリよ 運招きのコウノトリよ
私と一緒に歌っておくれ
家のまわりで 山の草原で

望郷の歌です。アルメニアという国の歴史、特に20世紀の歴史を知れば、父子の声がいっそう心にしみるわけでして・・。

reddit というスーパー巨大掲示板で、この動画を知ったのですが、そのスレッドについたコメントの中に、なかなか興味深いものがあったので、いくつかご紹介します。

あ、reddit についてご存じない方のためにご説明しますと、upvote と downvote という機能があり、だれかが始めた話題自体にも、それについたコメント1つ1つについても、それを読んだ人が、「これは気に入った!ぜひ大勢の人に読んでもらいたい」と思えば upvote をクリックして、順位を上げる。「これはヒドい!こんなものをだれにも読ませたくない」と思えば downvote をクリックして、順位を下げる。そういうわけで、一面に掲載されている話題や、ある話題についたコメントで最初に来ているものは、多くの人に支持されたもの、という便利な仕組みになっています。

コメント1:アハハッ!この歌を再生したら、隣の部屋でお母さんが歌い始めちゃったよ。30年以上前にアルメニアの小学校で習ったんだって。今でも完璧に覚えてるって。

コメント2:うちではアルメニア語が中心なんだけど、それにトルコ語、ロシア語、レバノン語、ギリシャ語を混ぜて話すから、まるっきり独特なアルメニア語を聞いて育ったんだよ。だから、純粋なアルメニア語を聞くと、よくわからないところがあるんだ。

2番目のコメントには、ビックリするかもしれませんが、こういうことは案外、あるものなんです。アルメニア、トルコ、グルジア、イラン、イラク、シリア、レバノンのあたりを地図で見て、歴史を調べていただくと、その地域の住民が、いかに歴史の荒波にもまれてきたかがわかります。戦争が終わるたびに、勝手に国境が引かれ、住みかを追われる人があり、どの言葉を話せばいいのか、混乱に次ぐ混乱の果てに、北米にたどり着き、カナダや米国に落ち着いた家族。外では英語を話すとしても、家庭内でどの言葉を使うかというと、文法自体はアルメニア語でも、物を表す単語などは、いろいろになるのでしょうね。

ジャネル・モネイ

前回紹介した曲では、ジャネルは歌が歌える「変わり種カワイイ女子」にしか見えず、そこんところがとても残念。ま、大衆受けする曲だから、あまりに個性的でもまずいのでしょうね。

すんごく才能のあるミュージシャンで、本領はむしろジェームズ・ブラウンの影響を受けたような(JBの影響を受けていないブラックミュージシャンは少ないと思うけど)ファンク系で、それなのに、いわゆるスタンダードナンバー風の曲も好きみたいという、面白い人です。

思うに、自分の語りたいストーリーがあって、それに沿って、自分が影響を受けたファンクやソウルやミュージックホール風の着想がわき、そこから曲を作るのではないかと。ミュージシャンというよりも、パフォーマンスアーティストなのかな。


2010年に発表したARCHANDROIDという作品からのシングルカット、Tightropeという曲です。私の好きなOutkastのBig Boiもちょこっと出演。

人生は綱渡りだぜっ!イエイ!という歌。

We Are Young by FUN featuring Janelle Monáe

オルタナティブロックというのかな。そんな感じのアメリカのバンド、ファン(Fun)が超個性派の歌姫、ジャネル・モネイをフィーチャーしたメガヒット、We Are Youngです。オフィシャルなYouTube動画はこちらからどうぞ。ここでは、スタジオでの生バージョンをご紹介します。

歌詞はこんな感じ。

Give me a second, I
I need to get my story straight
My friends are in the bathroom
Getting higher than the Empire State

My lover she's waiting for me
Just across the bar
My seats been taken by some sunglasses
Asking 'bout a scar

And I know I gave it to you months ago
I know you're trying to forget
But between the drinks and subtle things
The holes in my apologies

You know I'm trying hard to take it back
So if by the time the bar closes
And you feel like falling down
I'll carry you home

Tonight
We are young
So let's set the world on fire [*]
We can burn brighter
Than the sun

Now I know that I'm not
All that you got
I guess that I
I just thought maybe we could find new ways to fall apart

But our friends are back
So let's raise a cup
Cause I found someone to carry me home

[*]

Carry me home tonight
Just carry me home tonight
Carry me home tonight
Just carry me home tonight

The world is on my side
I have no reason to run
So will someone come and carry me home tonight
The angels never arrived
But I can hear the choir
So will someone come and carry me home

[*]

So if by the time the bar closes
And you feel like falling down
I'll carry you home tonight

タイトルがWe Are Youngなので、字義通りに、若い恋人たちがケンカしちゃって・・という単純な内容だと勘違いする人がいるようですが、これはそういう歌ではない。そりゃそうでしょう。Tonight we are young. というのだから、「今夜は」なんですよ。

おそらくこのバンドのメンバーやジャネル・モネイと同年齢層のことを歌っているのだと思います。20代後半から30代前半ぐらい。そりゃまあ、中高年から見れば「まだまだ青二才」ですが、「若い」というにはトウが立ち、お肌の曲がり角(ジャネルの肌は驚異的に若くて、突っ張ってるって感じだけど。メイクさんの腕もすごいと思うぞ)。

人間の一生には、何度かギアチェンジが必要なときがありますよね。思春期と中年にさしかかりの時が人生の危機だと言われますが、うま~く変われないと、「鬼火」(ルイ・マル監督)という映画でモーリス・ロネが演じた主人公のような悲劇が起きたりする。

この歌に登場する男女も、人生のギアチェンジ時を迎えています。最近は大人になる年齢が後退しているそうですから、まさに子どもから大人への移行期なのかもしれません。

恋愛も、高校生のように、まっさらな「好きだ」という気持ちだけでは済まなくなり、「関係」へと変わっている。彼女はすでに「scar」(心理的な傷ですかね)を負い、彼は「責任」を引き受ける覚悟を・・決められないのかな?

リフレインが高らかに歌い上げられ、何も考えずに愛し合えた「本当の若さ」が、彼には「草原の輝き」のように思えてならないのですね。オフィシャルのミュージックビデオでは、クラブにいる全員が、修学旅行のまくら合戦みたいのをやっている。せめて今夜だけ、ここでだけ、We Are Young なのでありました。

たぶん、まっさらではなくなっても、その後には別の喜び、例えば責任を果たすことの達成感や、他人に頼られることで膨らむ自尊心や、そんなものが待っていることは、彼にもわかっているようなんですけどね。でも・・・・・・といったところでしょうか。

Dance Me to the End of Love

お約束のレナード・コーエンです。1970~90年代に活躍したユダヤ系カナダ人ミュージシャン。ミュージシャンである以前に、詩人なのですけれどね。自他共に認めるように、歌手としての才能はあまりないものの、なにしろ歌詞が抜群にすばらしく、東欧の田舎風の曲調も良いので、大勢のミュージシャンがカバーしています。Dance Me to the End of Loveは、前回の Bird on the Wire 以上に、名曲として知られています。

長年うつ病に苦しみ、1994年、音楽界を引退し(その時はそのつもりだった)、ロサンゼルス近郊の臨済宗系禅センターで、佐々木承周老師に師事して修行を始め、1996年に禅僧になっています。10年前ぐらいのインタビューによれば、老師のご飯作ったり、運転手をやったりしていたそうです。1999年に下界に戻り、2001年に音楽活動を再開しました。

さて、この曲。今は桜の季節なので、ちょうどいいかもしれません。なぜかというと、「もののあはれ」を歌った曲だから。桜が華やかであると同時にはかなく、悲しいように、恋も絶頂のときに、いちばん美しく、いちばん甘美なときに、恋の終わりがそこまで迫っている。その恋の終わりという調べに乗せて、さあ踊ろう、という歌です。性的なことも暗示されていたりしますが、それはまあ、わかる人はわかるということで、説明はしません。へへへ。

Dance me to your beauty with a burning violin
Dance me through the panic 'til I'm gathered safely in
Lift me like an olive branch and be my homeward dove
Dance me to the end of love
Dance me to the end of love
Oh let me see your beauty when the witnesses are gone
Let me feel you moving like they do in Babylon
Show me slowly what I only know the limits of
Dance me to the end of love
Dance me to the end of love

Dance me to the wedding now, dance me on and on
Dance me very tenderly and dance me very long
We're both of us beneath our love, we're both of us above
Dance me to the end of love
Dance me to the end of love

Dance me to the children who are asking to be born
Dance me through the curtains that our kisses have outworn
Raise a tent of shelter now, though every thread is torn
Dance me to the end of love

Dance me to your beauty with a burning violin
Dance me through the panic till I'm gathered safely in
Touch me with your naked hand or touch me with your glove
Dance me to the end of love
Dance me to the end of love
Dance me to the end of love

Bird on a Wire

仕事の参考資料を YouTube で探していたら、大好きなネヴィルブラザーズの動画に遭遇しました。あまりに好きで、どう説明していいか言葉が出ませんので、彼らについてはこちらで解説をお読みください。1995年、ドイツのコンサートで、レナード・コーエンの Bird on a Wire をアーロンがお得意のファルセットで歌っています。


歌詞を載せておきます(オリジナルでは bird on the wire でした)。コーエンは自作の詩にメロディーを載せて歌うというタイプのミュージシャンで、大勢のミュージシャンが彼の曲をカバーしているね。あ、彼の名曲の動画を見つけたので、それは次回に。

Like a bird on the wire, like a drunk in a midnight choir
I have tried in my way to be free.
Like a fish on a hook, like a knight from some old fashioned book
I have saved all my ribbons for thee.

If I, have been unkind,
I hope that you can just let it, let it go by.
If I, have been untrue
I hope you know it was never to you.

Like a bird free
there's a bird free

Like a baby, stillborn, like a beast with his horn
I have torn everyone who reached out for me.
But I swear by this song and by all that I have done wrong
I will make it all up to thee.

don't cry no more don't cry
it's completed, oh it's finished
it's been faithfull

Like a bird free
there's a bird free
Like a bird free
there's a bird free

Like a bird free
there's a bird free
Like a bird free
there's a bird free

Like a bird (free) on the wire, (free)
like a drunk (free) in a midnight choir (free)
don't cry (free) don't cry (free)
Like a bird free (free) free

ロバート・シルベスター・ケリー氏が本領発揮

だいぶ前に、R. Kelly のまことに奇々怪々なインターネット・ビデオ作品、「Trapped in the Closet」について書いたことがありますが、この方、ロリコンスキャンダルとか、おふざけの怪作を創作とか、そんなことばっかりやってるわけじゃないのでして。リリースされたばかりのLove Letterというアルバムが、ソウルフル+美メロディーと、評判です。その中から最初のシングル、When a Woman Loves をどうぞ(公式ビデオは著作権の問題があるので、埋め込みはできないんですけどね・・と思っていたら、別の動画がありました)。

「わしゃー、やるときゃやるもんね!」って感じですかね。

When a woman loves
She loves for real

という女泣かせの歌詞・・だと思ったら、けっこう男性に好評みたいです。恋人のことを歌っているのだけれど、「何度も傷つけたのに、またオレを受け入れてくれた。この恩は永遠に返せない」なんて歌っていて、母性的なイメージがあるからかな。

ふと思ったのですが、テンポがスローで、ちょうどいいから、結婚式のパーティーで新婚夫婦が踊るときに使うといいかもね。

オマケということで、ケリー氏が携帯で自分の娘に大ヒット曲の「I Believe I Can Fly」を歌ってあげる、という珍品ビデオはどうでしょうか。鼻歌みたいなもんなんだけど、やっぱりちゃんと、きれいな声で歌えちゃうのね。あたりまえか・・。埋め込みはできないので、リンク先をクリックしてね。

I'll be seeing you.

YouTubeのビデオをブログに埋め込めるようなので、ちょっとやってみるね。うまくゆくかな?(後日、修正:この動画は削除されてしまったので、別の動画に差し替えました)

失恋の歌で、別れた人のことを忘れられないという内容なんで、「恋が終わったばかりです」という方には、あまりおススめしませんが。実際、このビデオのコメントのところを読んだら、「聞くたびに泣いてしまう」なんて書いてある。

ネットで歌詞を見つけたので、書いておきます。

I'll be seeing you
In all the old familiar places
That this heart of mine embraces
All day through.

In that small cafe;  
The park across the way;
The children's carousel;
The chestnut trees;
The wishin' well.

(2人の思い出の場所を並べてゆくこの部分!

小さなカフェから向かいの公園へ、その中の回転木馬へ・・と、本当に目の前に見ているわけではないのですが、たとえ想像の中でも、やはり意識=視線は動いているのであって、その動きにぴったり合った、完璧な速度で歌っている。)

I'll be seeing you
In every lovely summer's day;
In every thing that's light and gay.
I'll always think of you that way.

I'll find you
In the morning sun
And when the night is new.
I'll be looking at the moon,
But I'll be seeing you.

I'll be seeing you
In every lovely summer's day;
In every thing that's light and gay.
I'll always think of you that way.

I'll find you
In the morning sun
And when the night is new.
I'll be looking at the moon,
But I'll be seeing you.

「目が見ているのは月でも、私に見えるのはあなたなの」そう歌っています。seeという言葉はlookと違い、視覚的な要素以外のニュアンスも入ってきます。たとえば"I see."と言えば、「わかりました」という意味。自分の心に「見える」ということですね。

マイスタンダード

朝日新聞を購読されている方は、昨日の夕刊を、購読していない方はこちらをご覧ください。

うひゃひゃひゃ。どうしてこんなにカッコいいの!キースのヘアバンド、肩に掛けたショール、ミックのマフラーの色。と、今日のワタクシ、すんごいミーハーと化していますね。(こういう時に、「優秀なスタイリストがついてんだろ、どうせ」などとほざいたら、首締めるよ!)

うう~ん。カッコいいなあ。なぜこの人たちはいつでもカッコいいのかなあ。この40年間、カッコ悪く見えたことが一度もないもんなあ。

と感心しつつ、ふと思ったのですが、これは逆ではないかと。

どういうことかというと、私は12才からストーンズのファンなのです。ということは、価値観とか世界観とか、ひいては「何をカッコいいと判断するかという基準」が形成される時期に、ストーンズと出会ったわけです。

だから、自分の基準から照らしてローリングストーンズをカッコいいと思うのではなく、ローリングストーンズが私の個人的な標準、「マイスタンダード」なのかもしれない。それをカッコ良さの基準にして、う~ん、これは0.8ストーンズだな、などと判断してきたんですかね。

ただ、そう考えてくると、ほかにも「マイスタンダード」はあるんだよね。ピエトロ・ジェルミというイタリアの映画監督がいて、クラウディア・カルディナーレが出演した「刑事」(アモーレ・アモーレ・アモーレ、アモーレ・ミ~オ~という曲が有名ですね)など、数々の佳作を残しています。この人の「鉄道員」という作品と、ヴィットリオ・デ・シーカの名作、「自転車泥棒」。どちらも子どもの視点で描かれているのですが、私はつらい生活を送っていた子どもの頃に最初に観て、映画の中の貧しい男の子たちと完全に一体化してしまい、心の底まで揺すぶられる経験をしました。この2本の映画もマイスタンダード。

映画を観るたびに意識的にその基準を持ち出すわけではないのですが、「う~ん。確かによくできた映画だけど、何かが足りないなあ」なんてモヤモヤする時は、無意識のうちにマイスタンダードと比べて、0.5デシーカ!なんて判定しているのかも。

傷つけばこそ

音楽の話が続いてしまいますが、もう1本。

エイミー・ワインハウス Amy Winehouse というイギリスの女性歌手がちょっと話題で、先日、なんだかの授賞式みたいなので、ちょこっと歌ったこの映像がアップされていました(1年後に修正:これ、たぶん著作権侵害か何かで削除されてしまったので、このライブではなく、レコーディングしたものを掲載します)。

たまたまこのビデオを見た日にスカパーのシアターテレビジョンという局で、マリア・カラスのパリ公演の映像を見たのですよ。

ポピュラー歌手とオペラ歌手とで、全くジャンルが違うのですが、ワインハウスの方はアルコールと麻薬の中毒だの、夫との暴力がらみの大げんかだの、トラブル続き。実際、Rehab(リハビリテーション、つまり依存症から脱するための治療のこと)というヒット曲まであったりする。みんなが私にリハブに行けと言うけど、行かないよ!という内容なんだけどね。カラスの方は、ご存じの方も多いと思いますが、やはりトラブルと無縁ではない人生を送り、声が衰え、世間から身を隠すような生活を送った後、早逝しています。

傷つきやすい人たちなんでしょうね。人一倍傷つきやすい人が、ステージに立ち、衆目の前に自分をさらさなければならない。2人とも、不安と必死に闘いながら歌っている。

でも、深く傷つくことができるほど感受性が鋭く、だからこそ、やはり弱くて傷ついた無数の人の心に訴える歌が生まれる。因果なもんです。

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