今日の研鑽

週刊アンポ

ベ平連系から1969~1970年に発行された(編集・発行人:小田実)週刊アンポの全巻がPDF化されていました。(ダウンロードは時間がかかるので注意)。ここから表示、ダウンロードができます。版権についての注意書きもあります。

内容自体は、たぶん当時のことを知っていないと、わからないと思いますが、何も知らなくてもわかるのは豪華絢爛な表紙!

たとえば・・

Shukananpo02p01

クレジットなしで誰なのかわかる、数少ないアーティスト。

この方以外にも、赤瀬川源平、長新太、佐々木マキと、美術に詳しくない私でも名前と作品は知っているようなアーティストが表紙を描いています。

あっ!タンゲくんの作者、片山健も!タンゲくん、ご存じですよね?えっ!知らないの?これよ。こわもてだけど、いい子なの。

Tange170611

ある日、女の子の家にふらっと入ってきたノラ猫のタンゲくん。女の子はタンゲくんが好きになって、「わたしの猫」になってほしいんだけど、タンゲくんはだれの猫でもないのだ。タンゲくんはタンゲくんなのだ。猫好きな人なら強く首肯してしまうね!

週刊アンポの表紙はここにまとまっています。

て形(てがた・・じゃないよ)

日本語ボランティア入門のコースも、いよいよ日本語の教え方自体に進みまして、「て形」なんていうものも登場して、なんですか、これ?う~ん、と唸りつつも、なにしろ妙齢の男女が多いので、恥をかくことなんて全然平気で、私も含めてドンドン無知をさらけ出し、笑い声が絶えません。

「てけい」と読みます。日本語学習者の間では、「てform」なんて英語混じりで言ったりもします。「する→して」、「行く→行って」、「話す→話して」というやつです。

Teform170528

実はずーっと大昔、30年ぐらい前のまだ大学院生だった頃に、日本政府の奨学金を受けて留学していた(というか、実はチリ独裁政権から逃げてきていた反体制の方でした)チリ人の女性に日本語を教えたことがありました。

スペイン語もできないし、語学系ですらなく、もっと言ってしまえば、文化系ですらない、生物学科の学生であった私が、なぜ日本語を教えることになったのか、まったく不明です。ただ、大学でいちばん貧乏な学生の一人で、毎日朝から晩までアルバイトに走り回っていたので、文部省(当時ね。今は文科省)から予算が出る、このけっこうおいしい(金額は記憶していませんが、金額を聞いたときにビックリしたことは覚えている。それほど高かった)アルバイトを、大学が回してくれたようです。

日本語を教えた経験などなかったので、動詞の活用表を自分で作ったりして、けっこう頑張ったつもりですが、その留学生の女性はすでに三十代半ばで、記憶するのは難しかったみたい。

今は日本語学習者が増えたから、教える側も学習者側も、いろいろ工夫しています。歌でパターンを覚えよう!なんていう試みもある。辞書を引いたときに出てくる基本形で、最後がどの音かによってパターン分けする。例えば、「結ぶ」のように「ぶ」で終わる言葉は「んで」になるとかね。

結論から言えば、「急がば回れ」で、全部、例文で覚えてしまった方が、いいような気もしますけれど。

こんな楽しいのもあった。

言葉のボランティア入門(あくまで入門ね)

もう10年前から徐々に仕事を減らしてきました。60を過ぎたら少しずつ仕事からボランティアにシフトして・・・という考えでね。

今のところ犬関係だけですが、本当は人を相手にするボランティアをしたかった。30年以上、英日の翻訳をやってきたし、スペイン語と中国語を学習中でもあるし、できれば中高生の英語の勉強を助けたり、日本で暮らす外国の人を手伝ったりするのがいいかな、と。

でも、ボランティアをするのにも、基礎知識とか実地研修とか、必要でしょ?どうすればいいのかなあと、市や県のボランティアグループを探していたのです。でも、なかなか見つからない。

それが最近、ようやく気づいた。見当違いのところを探していたのだ。「言語」の方で、それも行政のサイトを探せば良かったんですよ。

Kanagawaacademia170513

で、国際言語文化アカデミアという組織の日本語ボランティア入門講座というのに通い始めました。1回1コマ90分で4カ月というコースと、1回に2コマで2カ月という速習コースがあり、真夏に通うのはいやなので、ちょっと力こぶを入れて頑張り、速習コースを選びました。

初日、「4~5人しかいなかったら、どうしよう~。居眠りできないなあ」と、おびえつつ行ったら、定員いっぱいの20人。平日の午後なのに。やっぱり私のような年齢で、何かやりたいと思っている人が、けっこういるんですね。

でも、20人もいても、やはり居眠りなどは絶対できないようになっていたのだ!

1テーブルに3~4人ずつで、講師の講義とテーブルごとの討論が、ほとんど半々ぐらい。討論の結果を発表しなければならないし。こういうことに慣れていない私としては、キンチョーの連続。

しかも、受講者のみなさんが、すでに言語以外のボランティア経験を積んでいるとか、職場で何カ国もの国籍の人たちと毎日接しているとかで、「この講座の成果をすぐに活かすぞ!」という決意がみなぎっているのだ。

うわあ~、大変なところに来てしまった~。どうしよう・・・。私はそこまで真剣じゃないんですう・・・なんて、とても言えそうもない雰囲気。

講師の方への質問もバンバン出て、皆さん、けっこう厳しい。コース自体への批判も、初回から出たりして。ウワワワワ。

血の連帯(!)

Knowledge_00003439_s_0_vccontents_2

相変わらず献血しているので、献血バスのお知らせとかのために便利かなと思って、スマホで日本赤十字社県支部の献血メールクラブに入りました。そうしたら、メールが。

4月12日 <日本赤十字社からの大事なお願い>

およっ。なんでしょ?と思ったら、この県で私の血液型の血が不足して、緊急事態とのこと。

「安定した在庫数」を確保できないとのこと。緊急と言ったって、今、血が足りない!ってわけじゃなくて、「在庫不足」なので、血が足りなくてだれかが命を落とすなんてことはないと思いますが。

前に献血してからだいぶ経過していたので、ほんじゃまあと2つ先の駅にある献血ルームまで行きました。でも、こんなことで集まるのかなあと、かなり懐疑的ではあったのですよ。

ところが、これがけっこう効果があるみたい。順番を待つほど、いっぱいです。私と同じで、「メールが来たんで・・」と受付で言っている人がいたりして。チラと顔を見合わせて、口には出さないが、表情がさりげなく(連帯!)って感じ。

なんだかファンキーな口髭のお医者さんの問診を受けて、

「1年以内にご旅行とかは?」
「メキシコ、行きました」(なぜかキューバのことは忘れてしまっていた)
「メキシコの、どちら?」
「ユカタン半島」

ム、と先生、壁に貼ってある地図を見てから、

「虫に刺されたりしてないよね?」
「ダイジョブです!」

特におとがめなく、献血オッケーだったのですが、広い部屋で横になって血を抜かれている間に、何列か向こうの男性で問題発生。どういう問題かわからないのだけれど、看護師さんたちが集まって協議した結果、男性の足の下にクッションを入れ、足を上げていました。それで解決したようなので、大した問題ではなかったようです。何だったんだろう?血圧が下がっちゃった?

4月14日 またメール。400名分が必要だったところ、前回の呼びかけにこたえた人たちのおかげで、180名分は集まった。で・・・

「大変恐縮ではありますが、あと220名分」お願いとのこと。でも、これから土日だからね。大丈夫なんじゃないかなあと。

4月17日 <日本赤十字社からの御礼>
400名分以上集まったそうです。良かった、良かった。

病牀六尺

神奈川近代文学館で正岡子規展を開催中です。

港の見える丘公園には行ったことがなかったのですが、桜の季節になったら混むだろうなあと予想して、その前に行ってきました。

Shikiten1703301

「正岡子規展」のレタリング、いいよね。

Shikiten1703302

チラシとチケット。

実は子規の俳句などの作品は、特に好きではありません。日本文学の口語化や俳句の分類などの業績にも興味はない。興味があるのは、

死を前にして、どう生きるか。

これに尽きる。35歳という若さで亡くなったのですが、それまでの数年、肺結核から脊椎カリエスに病態が進行し、膿瘍ができ、腹部などに穴があき、関節が動かなくなり、全身に激痛。その中で、どう生きたのか。それを知りたいわけです。子規については、たぶん多くの人がそうではないかな?

「病床六尺、これが我世界である。しかもこの六尺の病床が余には広過ぎるのである。僅かに手を延ばして畳に触れる事はあるが、蒲団の外へまで足を延ばして体をくつろぐ事も出来ない。甚だしい極端の苦痛に苦しめられて五分も一寸も体の動けない事がある。苦痛、煩悶、号泣、麻痺剤、僅かに一条の活路を死路の内に求めて少しの安楽を貪る果敢なさ、それでも生きて居ればいひたい事はいひたいもので、毎日見るものは新聞雑誌に限つて居れど、それさへ読めないで苦しんで居る時も多いが、読めば腹の立つ事、癪にさはる事、たまには何となく嬉しくてために病苦を忘るるやうな事がないでもない。年が年中、しかも六年の間世間も知らずに寐て居た病人の感じは先づこんなものですと前置きして」

という前置きで、なんと、この方は、病人の毎日を新聞に連載するのです。ブロガーの大先輩ですわな。

やはり、明日もやることがある、と自分に言い聞かせ、一日、一日、生きてゆくことなのかなあ。余命1年とか言われても、それまで364日はあるんだものね。

今回の展示で知ったのは、母上と妹さんが根岸の家に同居して介護にあたり、文学界の仲間も多く、友人知己が頻繁に訪れ、サポート体制がしっかりしていたこと。これも大きかったでしょうね。愛情があり、知的刺激があり、ということで。

夏目漱石や高浜虚子との間に交わした書簡なども展示され、興味深い内容。特に、子規に師事していた虚子の場合、命が長くないことを確信した子規は、自分の後継者と目していたようなのですが、「勉強する気はないか?」とたずねたら、「ありません」と断られてしまった!まあ、虚子は芸術家だからね。子規のように勉強して評論や研究をするのは、ちょっと・・・、だったのかな。

5月21日までと期間が長いので、天気のいい日にでも観光がてら、お出かけになってみてはどうでしょうか。

教育勅語の馬鹿馬鹿しさ

Soseki170320

夏目漱石は「文学評論」でこう言っている。

「忠と孝と貞とは彼らが口を酸(す)くして説く教(おしえ)であるが、親の義務、君の義務、夫の義務はかつて説いた事がない。静かに考えて見ると頗(すこぶ)る馬鹿々々しい。理窟に訴えて少々考えて見ればこれ位の事は是非分らなければならん。しかるにも関せず、彼らはある一種の状態にある社会に生まれたためこの見やすきことをすら考えなかったのである。彼らの生れた時代は君が絶大の権利を有しておった時代である。親が無上の勢を振り廻した時代である。夫が妻を勝手に取扱った時代であって、しかも子たり臣たり婦たる者はこの偏頗(へんぱ)な道徳に馴れて自ら自己の不便不利益を感ぜざるまでに圧逼(あつひつ)を甘んじた時代である。」

教育勅語の忠義と孝行。まさにそれを漱石は「馬鹿馬鹿しい」とぶった切っている。

だいたい子どもの虐待がこれほど問題になっているのに、親に孝行しろって、なんだよそれ?そうじゃないでしょ。死なないためには、親から逃げてもいいんだよ、と子どもに教えてあげなきゃ。ダメ親からどうやって逃げるか。子どもにそれを教えることが焦眉の急ではないですか。

「親の義務」、「君の義務」、「夫の義務」。それを説かないでどうする!

あーしかし!100年以上前、明治に生きた漱石でさえ「過去の時代」として語っている、まさにその時代に、日本を戻そうと画策している人たちがいるみたいですね。

君(安倍)が絶大の権利を有し・・。ゲゲゲ。

この偏頗(へんぱ)な道徳に馴れて自ら自己の不便不利益を感ぜざるまでに圧逼(あつひつ)を甘んじた・・・ってことにならないよう、今、ふんばらなくちゃ。

漢字クイズ

久々の漢字クイズです。

作品は林芙美子の「鴉」という短編。時代は終戦から数年後なので、それほど古くありません。ただ、市井の人々を描いた作家なので、その時代にまだ一般の人が使っていた当て字や古い言い回しが使われていたりします。「錻力」とかね。これはそのまま読めばOK。

さて、クイズ。漢字の問題というよりも、意味がわからないというタイプ。

鞦韆

宿の前に「青塗りの鞦韆」がある、という文章なので、宿の前にあるもので、塗ってあるんだから、花や木ではない、と。

答えはこちら

そもそも中国語で(語源は現代の意味とは違う)、それを日本語読みしたようです。中国語の繁体はこのまま。簡体は秋千。ピンインは qiūqiān(チウチエン)。

こんな有名な詩も。作者は蘇軾(苏轼)。またの名は蘇東坡(苏东坡)。

春宵一刻值千金,
花有清香月有阴。
歌管楼台声细细,
秋千院落夜沉沉。

あ、上に書いた「錻力」を忘れていた。ブリキです。これは完全な当て字ですね。

いつの間に!Google検索ツール

って、自分が気づかないのがバカなんですけどね。

なんのことかと言うと、Googleです。

商売の性質上、ネット上での探し物が不可欠で、1日中、クルクルクルクル探し物ばかりしているような気がしたりして。そんなわけで、Googleには大変お世話になっていて、いつかご近所に行くことがあれば、菓子折りの一つでも持ってゆこうかしらという塩梅です。

検索結果をどのように求めるかという技術は企業秘密でしょうが、まあ、ザックリ考えて、検索する人が多いとか、どうやら重要性が高いようであるとか、そういうことが基本になるかと考えます。でも、いくら重要でも古い情報はいらないこともありますよね。最近、ある特定の業界では、こういう言い方が普通になっているようだとか。

特に重要なのが、そもそも厳密には訳語として正しくないのだけれど、それまでその言葉を使ってきたから、間違いとわかりながら使っているという言葉の場合です。これ、けっこうあるんですよ。でも、そういう厳密にすり合わせると元の英語とは違うという訳語が、次第に使われなくなってゆくことがあるので、やはり新しい情報が欲しいわけ。

その辺、どうにかならないかなあと思っていたのですが、実はすでに、「どうにかなっていた」のでした。私が知らなかっただけ。ケチョン。

検索ボックスの下にこんな検索バーが表示されます。(スマホの検索欄では表示されないこともあるので、その場合は何かブラウザを選んでからググってください。)

Google170110

そこの検索ツールをクリックすると、このような期間指定のメニューが表示されるのだ。これ、いつからあったの?とっても便利なんだけど。気づかなかったのは私だけ?

月と金星が大接近

夕方の散歩で空を見上げたら、月のすぐ左下に金星が。

帰宅してから慌ててカメラを取り出した。

まずは17:25の時点。(クリックすると元の大きい画像が表示されます)

Moonandvenus1701023_2

丸い月の全体が見えるね。周囲はこんな感じ。

Moonandvenus1701022

左上に月と金星。

完全に日が没して暗くなった18:00。

Moonandvenus1701021

19:00ちょっと前になると、

Moonandvenus1701024_3

新年のお月見というのも、なかなかオツなものでございます。

 



はらっぱ祭り2016:フープが進化

毎年今頃、都立武蔵野公園で開かれる恒例のはらっぱ祭りが今年もニギニギしく催されました。

いつもどおりのエスニックな料理や雑貨の店が並び、ステージでも、これまたいつもどおりの懐かしロック風ライブ。

でも、フープが進化していた!単なる円じゃなくて、模様が入るのだ。

より以前の記事一覧

Twitter