トップページ | 第14回:The Imperial »

番外:「これ」は「あれ」です

番外:インド旅行とは別のブログ記事ですが、2005年の旅行のことを書いているので。

英語ではtoken exchange(トークン交換)と呼ばれるもので(日本では通票)、単線を走る列車の衝突を防ぐためのシステム。簡単に言うと(詳しくはこちらでどうぞ)、tokenと呼ばれるものを持っている列車だけがその区間を通行できるようになっています。ある駅でtokenを受け取って、そこから先の一定区間を走り、その区間の終わりの駅でtokenを返す。そんな仕組みです。

で、各駅停車なら、停まった駅のホームで手渡せばいいのですが、昨日紹介したビデオの列車のように急行だと、停まりません。そこで、猛スピードでも受け渡しが可能なように、輪っかの手で握る部分にtokenをくくりつけ、輪っかを受け渡すわけ。

もう1つビデオを見つけたので、紹介します。このページのいちばん下のビデオ2本。列車に乗って撮影しているので、受け渡しの様子がよくわかります。ただ、Quick Time Playerがないと見られないかも?ない場合は、ここからダウンロードしてね。

日本では、この方式はもう津軽鉄道など、ごくわずかの路線でしか使われておらず、あとはすべて自動で行われているそうです。

私はインド北部のヒマーチャルプラデシュ州をのんびり走るカングラ鉄道で、停車駅でのトークン交換を目撃しています。それについてはオフィスそのままのサイトの方に書きましたので、お暇があればこちらをどうぞ。

カングラ鉄道は本当にすばらしかったんですよ。トークン交換は、スカイブルーのサリーに身を包み、長い髪を1本の太いお下げにした若い女性が、お下げをゆらゆらさせながら、手に輪っかを持って車掌に届けに行くという優雅なものでした。21世紀とは思えない光景。

窓から身を乗り出して見ていたのだけれど、ホームを歩いて来た駅員らしい立派な髭の爺さまに
「あれ、トークン交換ですか?」
と聞いたら、
「おお!そうだ!」
と、なぜだか満足げに頷いていました。列車に故障があり、それを直している最中だっていうのにね。

全行程が6時間ぐらいなのに到着が3時間遅れるという超弩級の優雅さで、最後は完全に夜汽車になってしまい、車内は暗く、少し肌寒く、遠くにキラキラ町の灯が。ああ、思い出しただけでも感動で胸が詰まる・・。

でも、走っているところをキャ~ッチ!の瞬間は見ていないので、今度行ったら、どこかの単線で急行通過時刻を確かめて、待ちかまえて目撃しようと思っているのであります。

トップページ | 第14回:The Imperial »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57523/54698928

この記事へのトラックバック一覧です: 番外:「これ」は「あれ」です:

トップページ | 第14回:The Imperial »

Twitter

無料ブログはココログ