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ボリビア旅行5:メノナイト

5月17日(金)
昨日、空港から電話があり、明日午前8:30スクレ着のボリビアーナ航空の便で荷物を送るとのこと。そこで今朝は、よーし、これで昼前にスクレを出発して、午後には次の目的地のポトシに着けるぞ、と喜びいさんだのである。

ホテルで呼んでもらったタクシーが来て、運転手のリノというおじさんにホテルの従業員(朝の担当の男性)が事情を説明してくれました。でも、2人とも、やや浮かない表情。なぜかというと・・・。

空がどんより曇っている。

「遅れるなー」とホテルの人がつぶやくと、リノおじさんは「飛ぶかなあ・・・」。えええっ!

タクシーの中でリノに説明を求めると、ところどころしか意味がつかめなかったのですが、どうもスクレのような国内便しか飛ばない小規模空港には、日本の離島の空港のように、管制塔がなく、パイロットの判断で離着陸を行っている・・ということのような。たぶん、他の空港などからもらう情報も使うのでしょうが、それにしても、視界が悪いと飛ばさないみたいです。

空港に着いたら、やはり「遅れます。10時」。それが次には「昼頃」になり、長期戦の様相を呈してきたため、リノにはいったん帰ってもらい、12:00に迎えに来てもらうことにしました。

今日もスクレ泊まりかもなあ。ガックリしつつ、ベンチに座ったら、お隣に不思議な皆さんが。

7~8人の白人男女の集団で、男性は白いシャツに紺色のオーバーオール。女性はリボンを巻いた縁の広い帽子をかぶり、膝下までの長さでダブダブの部屋着みたいなワンピースを着用。厚い白のストッキングをはいています。

17・18世紀に欧州から南北両米やアフリカなどに移住した、メノナイトと呼ばれるキリスト教の一派の方たちです(説明はこちら)。雑誌記事の写真で見たことはありましたが、実物を見るのは初めて。写真撮影は失礼なので控えましたが、「へえー。本当にいるんだ~」と、目がパチクリです。

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これはネットで見つけた写真です。空港にいた集団は、まさにこの服装。文明を拒否するかのように伝統的生活を維持する宗教集団としては、北米のアーミッシュがよく知られていますが、アーミッシュとメノナイトは、欧州から両米大陸に移住する時点で、すでに袂を分かっていたとのことです。

ボリビアでは、サンタクルス郊外に3万人を超える大集落があるそうなので、この方たちはスクレからサンタクルスに帰るところだったのでしょう。

意外だったのは、「ありゃま!飛行機に乗るんだあ」という点。「電気は使わない。外出は馬車」という情報が頭の片隅にあったので。でも、後で調べたら、同じメノナイトであっても、各地の集団ごとに、戒律にかなりの濃淡があり、「機械は一切使わない」集落もあれば、「トラクターで農作業」の集落もあるのだそうです。服装の決まりがない集団もあるとのこと。

ときおり交わされる会話はスペイン語ではなく、ドイツ語に近い言葉のようでした。これもネットで調べると、低地ドイツ語という言葉だそうです。移住前の言葉をずっと使っているのかな。ボリビアの人たちとは、ほとんど交流しないみたい。

さすが「平和主義」を標榜する皆さんで、何時間でも文句も言わずに待っています。実は私はこの後、到着がまた3時にずれ込んだので、昼前に戻ってきたリノのタクシーに乗り、一度、市内まで戻って食事をしたりして、数時間して空港に戻ったのです。でも、3時に戻ってきたときも、メノナイトの皆さんは、朝と変わりなく、辛抱強く待っていました。

結局、荷物待ちでほとんど1日使いましたが、最終的に、ビニールの包装材でグルグル巻きになったバックパックが、ベルトコンベアに乗って出てきたので、終わり良ければすべて良し。リノもホテルの人たちも喜んでくれて、良かった良かった。

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