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ボリビア旅行6:築400年リフォーム済み

荷物を抱えて宿に戻ると、リノが宿の従業員たちに一部始終を説明し、みんなが「そりゃー、大変だったけど、良かった良かった」と喜んでくれました。丸一日、空港と市内を行ったり来たりしてつきあってくれたリノに、少しばかりのチップを渡し、あらためてお礼を言ってお別れ。

部屋で3日ぶりに服を着替え、さてさて、これでようやく本当の旅行が始まる気分。というわけで、こぢんまりした高級レストラン La Taverne で、ちょっとお祝い。高級といっても、フルコースで100ボリ(1300円ぐらい)だけど、ここはさすがに、スープだけでなく、メインのチキン料理も旨かった。

ホッとして、デザートにチョコのかかったアイス(どういうわけか、スクレにはチョコレートの専門店が多く、レストランのデザートでもチョコが旨い)を味わいつつ、「やっぱり、ホテルの人やリノがいてくれたから、メゲずにいられたんだわねえ」と、シミジミ・・・。The kindness of strangers(見知らぬ人のご親切)というわけです。(←「欲望という名の電車」を参照)。

5月18日(土)

ポトシ行きのバスは日に何本も出ているので、9時頃の適当な時刻に町外れにあるバス発着所に着いたら、ちょうどバス会社の女性が、「ポトシ行きのバスが出るよー」と、年期の入った張りのある声で客を集めていました。スペイン語は最後から二音節目にアクセントがある名詞が多いのですが、ポトシ POTOSI は最後の SI にアクセントがあって、そこが高く、強く発音されるので、「ポトスィー~~~~ポトスィー~~~~」と、豆腐屋とか焼き芋屋とかの物売りのような、なつかしい響きです。

3時間ぐらいで(バス代は17ボリ)ポトシに着きましたが、そもそもポトシの市内に行くつもりはなかったので、終点の1つ手前で下車。

ポトシの町は16~17世紀スペイン帝国時代に世界最大の銀山があったところで、ここからザクザクと銀が掘り出されてスペインに運ばれ、いまだにスペイン語で「とても価値がある」という意味で、"vale un Potosi"(ポトシと同じ価値がある)という言い回しが残っているほどです。18世紀までにはほとんど掘り尽くされ、今はせいぜい、「栄華の跡」というキャッチフレーズで観光客を集めるぐらいしか、産業と呼べるようなものはないかも。

今も細々と採鉱が続いていて、坑道めぐりの観光が若い旅行者の間で人気だそうです。でも、いまだに労働条件は過酷で、いくら組合が承認しているとはいっても、労働の場に興味本位で押しかけるというのは抵抗があり、行く気になれず。その代わりに、町から30キロぐらいの郊外にあるアシエンダ・デ・カジャラという、16世紀建築の貴族の邸宅を改築した美術館兼ホテルに行くことにしました。メールしたら、アルトゥーロというご当主から「部屋あります」と返事あり。

陽気な兄ちゃんの流しのタクシーをつかまえ、料金交渉をしたら、目的地を正確にはわかっていないような雰囲気。乗ってから、ダイジョブかな~と思っていたら、やっぱり、「カジャラ」地区までの道を知っていただけで、アシエンダ(農園という意味です)を知らない。途中で通りかかった子どもに聞いたりして、ようやく到着。

標高3550メートル。やはり高地であるインドのラダックでも同じものを見かけましたが、山肌に石を並べた「BIENVENIDOS A CAYARA カジャラへようこそ」のメッセージ。

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周囲の景観はこんな感じ。

Cayara130707

アシエンダの正門。犬がお出迎え。

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正門を入ると、

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左に作業場のようなところがあります。ここは現在も農園で、乳牛も飼っているようで、飼料の用意なのか、脱穀のような作業をしていました。そこにいた、やけに立派な髭をはやした爺さんに挨拶すると、奥へ、奥へ、と言われたので、内門を通り抜けます。

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奥から小太りの30代ぐらいの男性が出てきて、「今、連絡が入ったところだよ!」と、ニッコリ。部屋に案内してくれました。上の写真で数段の階段を上がったところが、私の部屋です。

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ストーブ付き。

Room1307082

スクレのホテルに続き、ここもスンバラシイ部屋と建物で、贅沢しすぎかなあと反省し始めるそのままであった(でも、ここも朝食付きで1泊4500円なんだけど・・)。

部屋に落ち着いて、さて、散歩でも、と外に出たら・・

Hacienda1307074

どうやら、寂しかったみたいで、私が出て来るのを待ち構えていた模様。ムックリ起き上がったので、耳の後ろを「いい子いい子」と、かいてやったら、有頂天になってしまい、ピョンピョンと先に立って歩き始める彼女(メスでした)。振り返り振り返り、前を歩いてゆくので、「ほんじゃまあ、お言葉に甘えて、ご案内をお願いしましょうかね」というわけで、この後、約1時間、敷地内と周辺を案内してもらいました。

Hacienda1307075

「1878年に改築された」と書いてあります。築400年。リフォーム済み。どうですか?

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